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コモンビートの中心から代表が叫ぶ!りじちょーブログ更新中!

特別なことじゃないダイバーシティ&インクルージョンの日常を切り取るNPO法人コモンビートりじちょー安達亮のブログです。平日は毎日更新しています!


共通体験でつながるコミュニティ [2019年04月25日(Thu)]
コモンビートが上演しているミュージカル作品はひとつだけ。だけど、作品を演じるキャストは毎回違う。この設定がどうやら良い効果を生んでいるようだ。

15年の活動の中で、約6000人のキャストがステージに上がってきたわけだが、同じ作品を演じているからこそ、みんな同じミュージカルソングを歌え、同じダンスナンバーを踊れる。

そういう意味では、15年前のキャストも、直近のキャストもミュージカルを「共通の言語」にしてすぐ仲良くなれる。すぐ繋がっていく。

従来の「コミュニティ」って地域において、地縁によって結びついていることが多いけど、コモンビートの場合は、まったく地域や土地に紐付かず、「ミュージカルに出たことがある」という共通体験によって紐付いていく。

これが今の時代に求められているコミュニティのひとつの形ではないだろうか。

東日本大地震後に、復興支援の一環で、石巻市でもミュージカルプログラムを実施した。これまでに3回実施して、地元市民たちが数多く参加して、新しいコミュニティが生まれている。

キャスト参加者から寄せられた言葉で印象に残っている話がある。

津波で家や物が流されたと同時に、コミュニティも流された。その後、引っ越したり仮設住宅に住んだりして新生活が始まり、新しいコミュニティも生まれたが、さらに引っ越したり、仮設住宅がなくなれば、また新しいコミュニティをつくらなきゃならない。それは大変なこと。そういう意味では、コモンビートのミュージカルによってもたらされるコミュニティは、共通体験という形でずっと心に残るからなくなったりしない。それはとてもありがたいことだ」

コモンビートが目指すビジョンにはコミュニティづくりは明文化されていないが、活動が生み出すものとして「共通体験のコミュニティ」があり、これが実はいろんなセーフティネットになっているんじゃないかなと思う。人々つながりあって、顔の見える関係であればあるほど、何かあった時に思い合えるはずだ。

これはSNSなどのインターネット空間で形成されるような、会ったことのない(匿名性のある)人たちとのコミュニティとも違って、顔の見える関係でリアルな感動体験で人と人が結ばれているコミュニティは、健全で強いと思う。

多様な価値観を認め合える社会づくりを掲げながらも、自分たちが生み出している付加価値にもしっかりと着目して、それも含めて社会にどんどん良い力を還元できるように頑張っていきたい。
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