あくまでも等身大、あくまでも個人
[2019年05月15日(Wed)]
仕事柄、いろんな人との採用面談をすることが多い。
採用面談っていろんな質問をして、「こちらの意向」に沿った回答が得られるかどうかで、何かの判断をしたりすると思うんだけど、僕はできるだけ最初に「相手の意向」を聞き出すことにしている。
こちらの質問に答えようとすると、どこか等身大じゃなかったり、よく見せようとする姿勢になりがちなので、その前に「自分を語ってもらう」というわけです。それがなんとなく把握できたら、こちらからの要望だったりリクエストを伝える感じ。最終的にその人がその人らしく働いてほしいので、最初に「背伸び」をされちゃうとお互いにあとあとそのギャップが埋まらずに困る。
その人の「できること」「できないこと」と「やりたいこと」「やりたくないこと」をちゃんと聞いて、その人の組織でのゴールを導き出しつつ、さらに人生のゴールまで握れたら、それは良い採用につながっていくと思う。
もちろん組織に必要な力になってほしいけれども、その前に組織に力を貸してくれる「個人」であることを忘れちゃいけない。だからこそ、採用面談の時点でできるだけ「個人化」して話ができると、お互いの人生にコミットしあえる。
最初のボタンを掛け違えないように気をつけたいところだ。