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スーダンは、北アフリカに位置するアフリカ大陸最大の面積をもつ国です。
「情熱大陸」 撮影までのハードル [2009年01月06日(火)]
12月1日「情熱大陸」撮影のクルー3人がハルツームの空港に到着しました。
私は空港に迎えに行っていましたが、川原さんが出てきてもなかなかクルー3人は出てきません。
しばらくして出てきましたが、メインのカメラが空港税関に引っかかって法外な関税を要求されたようです。
関税免除の手続きをして引き取らないといけないのですが、空港税関の手続きは午後2時で終了、翌日の手続きになります。

さて、スーダンでの撮影には4つのハードルがあります。
ビザと撮影許可と旅行許可ですが、ビザはもう越えました。
そしてもう一つ、地方での撮影ではHACのスタッフの同行監視が必要なことです。
今回は3人同行すると事前に言われていました。
前にもハサバラ村で人口調査をやったとき、HACのスタッフの監視がつきました。
その時は約束の日時に全然来てくれず、1週間でする予定を2日間で終わらせなければならなくなりました。
そんなことにならないようにと、事前に細かいスケジュールを決め、絶対にこのスケジュール通りいくようにと、協力を要請していました。
しかし、予定では5日の金曜日(スーダンでは金曜日が休日)からガダーレフに行くことにしており、休日に本当に来てくれるのか不安です。
そんな中、さらにカメラを回収しないといけないというハードルまでできてしまいました。

いきなりのつまずきですが、さらにその日の朝悪いニュースが。
なんと、頼みのHACダイレクターが、大怪我をして2,3週間仕事ができない状態だそうです。
彼がいないとHACでの手続きは全て停滞します。
あれだけ入念に根回ししておいたのに、4日までに許可を出す約束はどうなるのだろうか。
ところがこれが逆にいい方向に。
普段は大変忙しく直接会うことが難しい彼が、自宅療養を余儀なくされ、自宅に来るように電話がかかってきたのです。
普段から友好関係を築いてきた成果です。
夜、川原さん、テレビクルー3人と彼の自宅へ行きます。
彼は階段を踏み外して足を骨折したそうで、ベッドに横になっていました。
側に別のスーダン人がいます。
彼は、HACのセキュリティー担当のカラールという人で、今回の撮影に同行するそうです。
同行する本人に直接会って、5日から同行してくれると了解を得ることができたので一安心。
さらに旅行許可も、カラールが担当してすぐ出してくれると約束してくれました。
禍転じて福となすといったところでしょうか。

さて、12月2日です。
私は、テレビクルー3人とスーダン人スタッフを連れて、空港の税関へ。
別のスタッフにはクルーのパスポートを持たせて、イミグレーションに外国人登録に向かわせます。
空港に着くと、手続きには本人のパスポートが必要だとわかり、イミグレーションに向かわせたスタッフを呼び寄せます。
手続きを進めていくと、HACから通信省に撮影許可を出すように要請したレターのコピーと、通信省からHACに撮影許可を出すと回答したレターのコピー用意していたのですが、免税には撮影許可証が必要といわれてしまいました。
撮影許可証は機材チェックの後でと言われています。
スーダン名物袋小路に入ってしまったと思いました。
とりあえず、通信省へ向かいます。
担当者に会い、事情を話すと旅行許可を出してくれました。
さらに、通信省の人がカメラ受け取りのため空港税関に同行してくれるといいます。
一緒に空港に戻り手続きへ。
ところが、担当者が不在ということで手続きは翌日に持ち越しになりました。
スーダンでは担当者は1人でその代理を置くという考えがありません。
担当者が休んだり、食事や用事でどこかに行くとそこで全ての書類はストップしてしまいます。
だから、手続きが遅々として進まないのです。
気を取り直して、外国人登録のためスタッフをイミグレーションに向かわせますが、すぐに帰ってきました。
普段は午後4時までやっているイミグレーションがこの日に限って午後から閉まっていたそうです。

さて、撮影許可は取れました。
あと2日でカメラを受け取り、外国人登録をして旅行許可をもらわないといけません。
(続く)

霜田