笑顔の広がり
個室への訪問中、
子どもと両親が楽しくクリニクラウンと遊んでいました。
そこへ事務職員の方がお話しにきました。
すると、両親の関心がそちらに移り緊張した面持ちになり、
部屋の空気も少しかたくなるとともに、
子どもにもその空気が伝わりました。
そこでクリニクラウンはお話が終わるのを見計らって、
職員の方に「○○ちゃん、すごいんだよ」
と言って、子どもが今までやっていたことを見てもらい、
その流れのまま、その職員の方にも一緒に加わってもらいました。
戸惑いながらも参加してくださったその方が、笑顔になると部屋の空気も柔らかくなり、
みんなの笑顔も戻りました。
普段は真面目な顔でお仕事をしている人が、
子どもと一緒になって遊ぶ姿は子どもたちはもちろん、
周りの人にも、新鮮に映ったようです。
その部屋への訪問が終わった後、廊下でまたその職員の方に会いました。
クリニクラウンが周りの人に、
「さっき、すごかったんだよ〜」
とその職員の方を紹介すると、ちょっと恥ずかしそうな笑顔です。
病室の中の笑顔が廊下にも波紋のように広がりました。
こうした小さな関わり一つ一つが、病棟全体に温かい余韻を残します。
これからも入院中の子どもたちや、その周囲の方々を笑顔にして、
あたたかい輪を広げていきたいです。
ぴろ
2013年10月21日
笑顔の広がり
posted by cliniclowns at 10:22| クリニクラウン