初めて訪問する病棟に、
私たちクリニクラウンはわくわくしながら向かっていました。
病棟入口のドアに近づくと、前方に2人のこどもの姿。
音楽を奏で、楽しい動きで近づくと、
なんとこどもたちの鼻に色画用紙で作った赤鼻が
ちょこんとついているではありませんか!
二人はニコニコしながら、
クリニクラウンの訪問を今か今かと待っていたようでした。
赤鼻姿の可愛らしさに、嬉しくなった私たちは、
一緒に行進を始めました。
その子たちの嬉しそうな顔、
それを見た周りの医療スタッフやご家族、
そこにいたすべての人々が温かい気持ちに包まれました。
次の病室に向かうと、
今度は付き添いのご家族の鼻の上に赤いものが。
訪問を心待ちにしてくださっていた方々からの歓迎のサプライズでした。
本当に嬉しく思ったと共に、
クリニクラウンの存在が着実に広まってきた証だと感じました。
5年前、訪問が始まった当初は、
クリニクラウンが訪問するとご家族の方々から
「プレイルームでなく、病室にくるの?」
と驚きながら不思議な目で見られることもありました。
しかし現在ではクリニクラウンを、
こどもたちを楽しませる存在としてだけでなく、
成長発達の援助者として、
訪問の必要性を感じてくださる方々が着実に増えてきました。
その中で、このような嬉しいサプライズも頂けるようになりました。
これからも、活動の中心は「こども」という考えのもと、
活動を応援してくださる皆さんと共に、こどもたちの成長発達をサポートしてゆきます。
TOMO
2010年07月21日
嬉しいサプライズ
posted by cliniclowns at 21:20| クリニクラウン