先日、栃木県にある2つ病院へ
クリニクラウンのデモンストレーション訪問を実施いたしました。
今年6月、宇都宮市内で開催されたチャリティコンサート
「小児がんの子どもたちに夢と勇気を!」
での募金がクリニクラウン協会へ寄付され、
栃木県での初の病院訪問が実現しました。
本当にありがとうござました。
今回の訪問の中でも様々なドラマがあり、
涙がこぼれそうなほど胸を打つ瞬間、
エピソードが数多くありました。
訪問終了後のカンファレンスでも、
病院のスタッフから
・こどもたちの笑い声が響き、病棟が明るくなった。
・その子の成長、発達にあわせた クリニクラウンの関り方がすばらしかった。
家族も引き込まれていた。
・家族のほっとした表情、家族やスタッフの表情が和らいでいた。
・慢性期の病棟に新しい風が吹いた。 こどもたちが次に向かう力となると思う。
・いつもは静か、いい子でいるこどもたちが、 こどもらしくはしゃいでいた。
・病棟の空気がかき混ざる、楽しくなるとはこういうことかと見てよくわかった。
・こどもたちもスタッフもリラックスする場面があったもいいことを感じた。
・こどもたちが心を許し、変化していく様子が衝撃だった。
・医療スタッフの中でも関り、関係性が難しかったこどもと、
クリニクラウンが見事に関り、関係を築いたことにさすがと感心した。
そのこどもも本当にうれしかったのだと思う。
・また継続して訪問してほしい。
などなどたくさんの声をいただきました。
今回の訪問では、
クリニクラウンが発達援助職としての役割を
病院で実践していくことの効果、
クリニクラウンとの関り、コミュニケーションを通じて、
病院でのマンパワーの機能をよりよいものにしていくことの理解を
得られたようでした。
デモンストレーション訪問でこうして、
クリニクラウンが病院に訪問する意義や効果、
こどもたちや病棟の変化を体感していただき、
その後に、定期訪問につながっていくというスタイルが多くなっています。
クリニクラウン派遣が日本で始まったころとは違い、
5周年を迎える今年、ますますニーズも全国的に広がり、高まってきています。
これからも私たちはこどもの自己の育ちを発達援助職という専門性で支え、医療スタッフやご家族と連携をとりながらこどもたちのQOLを高め、入院しているこどもたちの療育環境の改善に取り組んでいきます。
2010年07月11日
デモンストレーション訪問
posted by cliniclowns at 20:56| 事務局