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2009年06月01日

人が人に出会うとき

先日、初めて出会うこどもの病室を訪れました。
こんな時、クリニクラウンは、いきなり近づいたりはしません。  
瞬時にパートナーとその雰囲気を読み取り、即興のやりとりを始めます。

この時は病室入口近くで「どうする?どこ行く?ここにする?」というような即興相談を開始。
病室にはご両親もいらっしゃり「何が始まるのだろう?」と楽しそうな表情ながらも、少し緊張されている感じでこちらを見ていました。

病室に入っても大丈夫な雰囲気が感じとれたので、即興相談を続けながらスッと中へ。
その子は恥ずかしいのか、ぬいぐるみを抱いたまま、はにかんでいました。

そこで、まずはクリニクラウンが順に自己紹介。
次に、お父様。とてもとても照れながら「パパです」と。
その照れた気持ちが動きに現れて、少しクネクネしたコミカルな動きになっていたのをクリニクラウンが見逃すわけはありません☆

その動きを真似てお父様と一緒にもう一度クネクネしながら「パパです。」とやってみたところ、ずっと恥ずかしがったままだったその子が「ふふふ」と声を出して笑い始めました。
そこでその子の名前を尋ねたところ、その子はずっと笑いが止まりません。
クリニクラウンは「なるほど☆ふふふちゃんというお名前なのね!!」と納得。

次にお母様が「ママです。」と通る声で自己紹介、さらにそこに居合わせた看護師の方も巻き込み皆で賑やかな自己紹介タイムとなりました。

クリニクラウンが関わるのは、こどもたちだけではありません。
付き添われているご家族の方、医療スタッフの方々などなど病棟に居る全ての人々と関わります。 
人と人が出会い関わることから生まれるユーモアあふれる時間。
そういう時間を大切に、これからも活動していきたいと思います。

ゆっきぃ
posted by cliniclowns at 10:00| クリニクラウン