• もっと見る

«いきなり多数決で決めない、合意形成のやり方メモ。 | Main | デザインする上での優先順位は「たわら」で判断!»
プロフィール

林田全弘さんの画像
最新記事
カテゴリアーカイブ
リンク集
<< 2022年12月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/rindazenko/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/rindazenko/index2_0.xml
セミナーづくりに立ちはだかる、3つの壁 [2016年06月20日(Mon)]

どうもどうも、林田です。

今年に入って、セミナー講師のお声がけをいただく機会が増えました。
とてもありがたく、嬉しく思います。ありがとうございます!!

(林田の講演・イベント情報はこちらにまとまっています)
http://design4npo.com/category/hayashida-lecture/

でも、セミナー内容を考えるのは慣れておりません。
経験不足ですね。非常に難しいです。

広報物をデザインすることと、
人前でお話させていただくこと、
「伝える」という意味で共通点はあるのですが、同じようにできるかというと
まだそこまでの応用力がなく、苦しんでおります。

いま、目の前には3つの壁があります。

●まとめる壁
ひとつめは、自分の伝えたいことを整理してまとめるという壁です。
2時間程度のお時間をいただいて、一番伝えたいことは何か?
セミナー後に持ち帰っていただきたいものは何か?
そもそも、NPOに必要なデザインは何か?
NPOになぜデザインが必要なのか?
デザインとは何か?

「伝えたいことは、絞りましょう」
と、パンフレットやチラシなどのお仕事の現場で、
NPOの方々に(偉そうに)言ってきたものの、
いざ自分の伝えたいことを絞るとなると、ものすごい大変です。

自分ひとりで絞り出すことの大変さが身にしみます。
誰か、私の話し相手になってください。


●伝える壁
ふたつめは、わかりやすく伝えるという壁です。
お伝えしたいことが絞れたとしても、
聞いていただく方の腑に落ちない限りは
「伝わっている」とは言えません。
事例を出したり、例え話をしたり、クイズ形式にしてみたり、
参加者同士で話し合っていただいたり。

やり方はいくらでもあるんでしょうけれども、
そのひとつひとつが「一番伝えたいこと」という大きな串で
刺さっているかどうか。これがまた難しい。

最初から終わりまで、一気通貫させるのは至難の技です。
あれも伝えたい、これも伝えたい。
あのやり方が面白い、このやり方を試してみたい。
そんな小手先に走ろうとする気持ちの多さに辟易します。


●期待に応える壁
最後の壁は、参加していただく方々の期待に応えることです。
有料のセミナーなら言わずもがな。
無料だとしても、貴重なお時間をいただいていますし、
交通費もご負担いただいています。

せめて、期待通りの内容を。
できれば、期待以上が望ましく、
最終的には、期待を超えるセミナーを目指していきたいです。


まとめる壁、伝える壁、期待に応える壁。
登り方は、まだ見えません。
こういう時はどうしたらいいんでしょうね。
でもきっと、自分の中に、答えがあるはずです。