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小さなNPOに、客観的アドバイスだけをしていませんか? [2015年04月17日(Fri)]

IMG_3734.JPG

どうもどうも、林田です。

新しい名刺が仕上がりました。
これまでの制作実績を紹介した三つ折り名刺です。
折り加工代節約のため、夜な夜な自分で折っています。。。


さて、ありがたいことに小さなNPOと関わる機会を多くいただいています。
その中で感じることは、よかれと思って客観的なアドバイスを
する人が非常に多いということです。

仕事柄得た知見をもとに、、、
最近知り得たノウハウ・情報をもとに、、、
これまでの人生経験で培った経験をもとに、、、
「これをやるといいですよ」
「ここが課題だと思うので、改善したほうがいいです」
「このシステムを導入するといいですよ」

と。

アドバイスは非常にありがたいんですが、じゃあそれ誰やるの?って。
せっかくいいアドバイスでも、実行されないと意味がないですよね。


小さなNPOにとって必要なのは客観的なアドバイスではなく、
「主体的に行動する人」だったりします。
口だけではなく手を動かす人、苦言を呈するだけでなく一緒に汗を流してくれる人。

その意見がアイデアレベルなら、いくらでも出していいと思うんですが、
提案レベルの意見であれば、そこに行動がセットになっていないと、意味がないし、
逆に悪影響を与えることもありえます。

主体的に行動しない人がいくら客観的なアドバイスをしたとしても、
NPOにとって役立つどころか、現場に混乱と、新しいTODOで疲弊させてしまうことも
あるんですよね。

「これをやるといいですよ」(でも、私はやらない)
「ここが課題だと思うので、改善したほうがいいです」(でも、やるのは現場の人で)
「このシステムを導入するといいですよ」(導入するのはどなたかお願い)

ではなくて、

「これをやるといいと思うので、やってみてもいいですか?」
「ここが課題だと思うので、この改善案を実際にやってみようと思います」
「このシステムを導入するといいので、小さい範囲でテスト導入してみますね」

といった具合に、アドバイスと行動をセットに。


小さなNPOに対して、デザインのアドバイスをする機会も増えているので、
私自身も気をつけたいと思います。
そのアドバイスは、現場に混乱と疲弊を与えていないか、と。