皆様、昨日(17日木曜日)全員無事元気に帰って参りました。
私達RDTA救助犬部隊は、
発災の翌日12日から警察庁の指示を神奈川県警察本部より頂き、
広島県呉の海上自衛隊2頭6人のグループと共に
海上自衛隊のヘリコプターで厚木基地より現地に入りました。
13日から宮城県の名取市、閖上地区と亘理町の荒浜地区の
2グループ(3頭4名)に分かれ生存者の捜索にあたりました。
報道でもご存知だと思いますが、
現地の被災状況は大変なものがありました。
14日亘理町の荒浜地区を捜索にあたった玉川リーダーグループが
2階に取り残された老夫婦を発見、
泥にまみれながら救出にあたりました。
そして昨日(17日木曜日)海上自衛隊のヘリコプターにより
厚木基地に帰って参りました。
現地で合流し共に捜索にあたった日本救助犬協会の皆さん、
ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
皆さんのお陰でどれ程心強くありがたく安心感を持って
捜索にあたれたかわかりません。心から感謝しています。
私達は無事帰還する事が出来ましたが、
依然現地の状況は変わらず被災された方々、
どこかで生存して救助を待っているかも知れない方
未だ回収されていないご遺体、現状を思うと胸が痛みます。
まだ数多くの救助犬や国内外の部隊が
捜索や救助のため作業を続けています。
復興を支援する方々も大変な状況下ご苦労があると思いますが
皆さんの思いと力を併せて乗りきって行きましょう。
私達の活動にご支援とご心配を下さった方々にお礼申し上げます。
特定非営利活動法人 救助犬訓練士協会 RDTA
理事長 村瀬英博