災害ボランティア熱中症対策について [2018年07月14日(Sat)]
― 災害ボランティア熱中症対策について(2018.7.14) ―
これから本格的な夏を迎え、被災地での災害ボランティアは「日陰がなく、気温の高い屋外」で「風通しの悪い衣服」での「激しい運動」と熱中症になりやすい条件下での活動となります。 さらに、県外からの参加の場合、早朝移動のために寝不足になりやすく、車酔い等の体調不良も熱中症の原因となります。 以下の事項に留意し、体調管理、持参物等、改めて対策をお願いいたします。 活動中は、作業20〜30分につき、10分の休憩をとるペースを厳守してください。 休憩中は、日陰等で衣服に風を通し、水分・塩分補給を(喉が渇いていなくても)しましょう。 ●体調管理 無理な行程で日程を組まない。(前日は十分に睡眠をとる。アルコールは控えめに。) こまめな水分・塩分補給を心がける。 無理をせず、体調不良を感じたら活動を中止する。 ●活動時の服装 怪我や感染症予防のため、暑くても長袖長ズボンは必須です。 薄手で通気性のよいものを用意する、黒系統の服は避ける等の工夫をしましょう。 ●ヘルメット・帽子・タオル 直射日光を避けるため、安全のためにも着用しましょう。 また、ヘルメット・帽子の後ろにタオルを垂らして日よけにすると良いでしょう。 ●濡れタオル・クーラータオル 水を含ませたタオルを首に巻き、肌が直射日光に当たらないようにします。 ●氷・瞬間冷却剤 応急処置用。クーラーボックスを用意できない場合は、叩いて使う瞬間冷却剤が便利です。 ●梅干し・塩飴・スポーツドリンク・麦茶 塩分補給のために必須です。 塩飴は、熱中症予防専用に塩分、糖分、クエン酸が配合されたタイプもあります。 スポーツドリンク・麦茶等は、多めに(500ml で3本以上)用意しましょう。 ●大量の水 水分補給の他、タオルを濡らす、手洗い、怪我をした場合の傷口洗浄等に使います。 水道が近くにない・使えない場合もありますので、大量に(飲料用1L、予備1L)用意しましょう。 団体の場合は、ポリタンク等で予備の水を用意するといいでしょう。 ●食中毒にも注意!! 傷みやすいものは避けましょう。 【参考情報一覧】 ◆全社協 被災地支援・ボランティア情報 https://www.saigaivc.com/ 全社協(全国社会福祉協議会)の被災地支援・ボランティア情報サイト。 「各地の災害VCでのボランティア募集状況」が掲載されています。 こちらで最新のボランティア受入状況をチェックしてから、各災害VCにお問い合わせください。 ◆内閣府 防災情報のページ http://www.bousai.go.jp/ 「最近発生した災害の被害状況」等が掲載されています。 ◆栃木県ホームページ http://www.pref.tochigi.lg.jp/index.html 「災害に備えた対策」や「義援金の募集」等が掲載されています。 ◆とちぎボランティアNPOセンター「ぽ・ぽ・ら」ホームページ https://tochigi-vnpo.net/ 「被災地支援・ボランティア関連情報」や「義援金・支援金の募集」等を掲載しています。 H30災害ボランティア熱中症対策について.pdf |