ネボウのわけ[2019年03月11日(Mon)]
◆このブログを書いている部屋の床板がヘタって来たので、やむなくフローリングの板材を重ね張りしてもらった。
予定よりずいぶん早く8時過ぎには職人さんが来着したので、ネボウな施主は10分ほど待ってもらって、部屋に残っていた机や本などを慌てて動かした。
五十肩が両方の肩・肘に広がって来て、腕を捻るとイタタタとなる。「まさか百肩とは言わないよナ」、「まいにち運動会の翌日みたいだ」と無駄口を重ねながら片付ける。
◆先日見積もりしてもらった際に、繰り返し重さがかかった所はどうしても傷みがはやい、と言われた。
言われてみると、確かに机に向かう椅子の位置が最初にヘタって来ていた。
その次は部屋の入り口から机に向かう動線の部分。
「継続とは圧力ナリ」であったわけだ。
◆指摘をきっかけに机の向きを変えて体重がかかる位置をズラすことにした。
ところが持ち上げた際に天板がはがれてしまった。
天板の裏の合板もまたヘタっていたのだった。
田舎の兄が新築祝いに贈ってくれた座卓であったのを、ダイニングテーブルの脚に載せてビス留めしたものである。30数年という時間の体重を受けとめてきた結果である。
藤沢市の総合市民図書館のカウンターわきに置いてある小山明子・大島渚ご夫妻が寄贈したムク板の机と比較することはできないが、これとて処分するに忍びない。
2本の薄板を裏板に接着剤で貼り付け、そこに脚を取り付けることにした。
ちゃんとくっつくよう、天板を床に寝かせ、アルバムや本、書類の入った段ボール、プリンタなど手当たり次第に積み重ねて重石としたのが昨夜のことである。
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◆以上がネボウの理由だ。
むろん補強板は天板にしっかりくっついてくれた。
手柄のすべては断捨離されなかったモノたちに属する。
おかげで今夜もこのブログを綴り終えて安らかに眠ることができる。
明日のネボウは恐らく無い、だろう。