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市民もスタッフも大事にしない林・横浜市長[2019年08月25日(Sun)]

DSCN1511-A.jpg
クレス・オルデンバーグ「反転Q」(1978年 横浜美術館蔵)

*******

林文子横浜市長がカジノ誘致に踏み切ることを表明した。8月22日の記者会見では市民への裏切りではないか、との質問が相次いだ。
2017年7月の市長選ではカジノ誘致について「白紙だ」とすることで市民および各界の支持を取り付け、以後も同様に言い続けてきたのだから、「裏切り」・「市民へのだまし討ちではないか」と鋭く追及されるのは当然だ。

1時間半に及んだ会見のあと、市長室に戻った林市長はブチきれたのだろう、すりガラスの向こうで思いっきり会見資料を放り投げて部下をアタフタさせるさまをTVカメラがとらえていた(24日TBSテレビ「報道特集」)。

だいぶ前にも引用したが、天野忠の「文字」という詩を、今回は林市長に進呈したい。

***

文字    天野忠

文字は大事にせねばならない。
文字こそ私たちの命をあらわすものだから。
書かれた文字の上をまたいではならない。
たとえ印刷された文字の上でも
踏んづけて通ることは乱暴至極である。
むかしの人は
びっくりする程文字を大事にした。
泉鏡花という明治の文豪は
指で空中に書いた文字でさえ
きれいに消す真似をして清めた。
十分に消したかどうか
もう一度空中をたしかめたという。

お判りか。
 


天野忠『掌の上の灰』 (編集工房ノア、1982年)より。 

***

◆林市長は、少子高齢化対策への財源のほか、水道管や市庁舎、学校など老朽化したインフラ整備の必要も説いていた。さりながらそれは今急に出来した問題ではない。渡りに舟とIR構想に飛びつくほか能がなかったことを物語っていないか。
誘致に反対する市民との面会も拒絶した市長の目には何が映っているのだろう。

もひとつ、これも再登板の天野忠の詩――


空間について   天野忠

金属も
疲労する。
空から
飛行機が落ちてくる。

もちろん
人間をや。
人の間から
人が落ちる。

空と
間が
残る―


天野忠『長い夜の牧歌』(書肆山田、1987年)より。





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