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SADAKOの鶴の卒業証書[2019年08月06日(Tue)]

SADAKOの鶴の卒業証書

◆「民生委員児童委員のひろば」という月刊のリーフレットの7月号、「民鏡」というコラムに、編集委員の佐々木繁盛さんが次のような一文を載せている。佐々木さんは広島市民生委員児童委員協議会会長でもある。

広島市の平和記念公園内にある「原爆の子の像」には、日本国内をはじめ世界各国の人びとの平和への思いや願いが込められた多くの折り鶴が捧げられ、その数は年間で約一千万羽にのばります。
「原爆の子の像」は、被爆から十年後に自血病で亡くなった少女、佐々木禎子さんの死をきっかけに、原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰め、平和を築くために建立されました。
広島市では、平成二十七年度から市立のすべての学校・保育園・幼稚園の卒業式で、「原爆の子の像」に捧げられた折り鶴を再生した卒業証書が子どもたちに授与されています。
世界では、戦争や紛争による難民の増加、国際的なテロ、多くの子どもたちが飢えや病気で苦しむなど、たくさんの問題が起きています。この卒業証書を受け取った子どもたちには、折り鶴に込められた思いをしっかりと受け止め、世界恒久平和の実現と核兵器廃絶に向けて、平和の大切さを訴えることができる人になってほしいと思います。
▼今年もまた、ヒロシマに祈りの夏がやってきます。


◆「SADAKOの千羽鶴」として知られる「原爆の子の像」に修学旅行の生徒たちと千羽鶴を供えたのはもう30年以上も前のことだ。 菊地一雄(1908-1985)の制作になる像は、手指に祈りの気持ちをこめた人たちがヒロシマを訪れあの像の上に広がる空に目をこらすようにいざなう。
人々の祈りを乗せた鶴たちが卒業証書に姿を変えて新たな旅立ちに向かう子どもたちの手にバトンのように手渡される。すてきなプロジェクトではないか。子どもたちある限り受け継がれて行きますように。

◆今日、松井一實広島市長は「日本政府には唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約への署名・批准を求める被爆者の思いをしっかりと受け止めていただきたい。」と述べた。
当然のことだ。被爆当事国の使命を果たさないでは一衣帯水の隣国の非核化を求めても全く説得力がない。これは誰をも待たせることなく直ちに行うべき大人の責務だ。

***

ヒロシマ神話   嵯峨信之

失われた時の頂にかけのぼって
何を見ようというのか
一瞬に透明な気体になって消えた数百人の人間が空中を歩いている

 (死はぼくたちに来なかった)
 (一気に死を飛び越えて魂になった)
 (われわれにもういちど人間のほんとうの死を与えよ)

そのなかのひとりの影が石段に焼きつけられている

 (わたしは何のために石に縛られているのか)
 (影をひき放された私の肉体はどこへ消えたのか
 (わたしは何を待たねばならぬのか)

それは火で刻印された二十世紀の神話だ
いつになったら誰が来てその影を
石から解き放つのだ


*川崎洋・編『あなたにおくる世界の名詩ー9 戦争と人間』(岩崎書店、1997年)より



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