CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 2019年06月 | Main | 2019年08月 »
<< 2019年07月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
いきものの受難[2019年07月24日(Wed)]

DSCN1303-A.jpg
ショウリョウバッタ(精霊飛蝗)。イネの茎か枯草のような色。
動かなければ存在に気づかない。

*******

いきものの受難

◆昨夕、車で帰宅、交差点を曲がれば我が家という時に、前方中央に灰色の動物が横たわっていた。車が数台、交差点に入らずに停まっている。
その先の路肩に停まっていた車から若い男性が降りて来て、その動物に近づき、布で包むようにして拾い上げるのが見えた。

こちらは交差点を曲がり終えた所で車を停めた。
青年を見ると小動物を捧げ持ったまま、交差点の周りを途方に暮れた様子で歩きまわっていたが、信号が変わってこちらへ渡って来たのでクラクションを鳴らした。野生動物のなきがらは市の環境事業所が回収してくれる。5時少し前なのでうまくいったら今日中に来てくれるかも知れないと思ったのだ。

降りていって青年の手もとを見ると、灰色のフサフサした毛並み、リスのようである。
もう、いけなくなっていた。

青年が気づいた時には、先行の車に轢かれた直後だったようで、身をくねらしてもがいていたそうだ。
「また轢かれたら助からないと思って……けど、もう、だめですね…」と青年が言う。
事切れた感じを掌に覚えたのであろう。

こころやさしい青年の手の中で息を引き取ったことを、せめてもの慰めと思うほかない。

交差点は地元の名刹・花応院(曹洞宗)の入り口である。案内の大きな看板が信号わきに立っている。その足もとになきがらを置いてもらった。

道元の「正法眼蔵」では「(死を)いとふことなかれ、(生を)ねがふことなかれ。」と説いているようだ。「生も死もその時どきの在りようなのだから、ただそれに向き合うことを専一にせよ」ということなのだろう。だが、凡夫にできることはウロウロおろおろすることのほか何もないのである。



| 次へ
検索
検索語句
最新コメント
根来珠青
銃剣道 歴史に目をふさぐおぞましさ (03/29) 当ブログ管理人
ジャーナリスト・安田純平さん解放との報【追記】 (10/26) 3億円で買える銃と弾
ジャーナリスト・安田純平さん解放との報【追記】 (10/25) マキシミリアナ・マリア・コルベ
コルベ神父のこと その2 (06/23)
若き音楽家リュカ・ドウバルグ (06/09)
タグクラウド
プロフィール

岡本清弘さんの画像
http://blog.canpan.info/poepoesongs/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/poepoesongs/index2_0.xml