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ロンドのような[2019年07月01日(Mon)]

DSCN7397.JPG
ヒルガオ

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跡地  池井昌樹

わたしのあとちにくさがもえ
やがてははなもさくでしょう
はなもやがてはちるでしょう
わたしのあとちへいれかわり
いれかわりだれかすむでしょう
やがてはしらないはながさき
しらないこどもがたっていて
そらをみあげているでしょう
あのそらだけはかわらない
こどもをははがよんでいる
あのこえだけはかわらない
みんながねしずまったころ
そらにはほしがでるでしょう
だれかあくびをしています
いまはしずかなあとちです


『月下の一群』(思潮社、1999年)より

◆ひらがなだけの七五調の詩。
語順を入れ替えるなど変奏してくりかえして行くのが心地よい。

たとえば2行目の「やがてははなも」が、語順を入れ替え「はなもやがては」と前後を入れ替えることでぐいっと勢いをつけて小さく回転する(遊園地のティーカップの乗り物のように)。その動きにのせて「さくでしょう」が「ちるでしょう」と、対義語に姿を変える。
ふたつの回転で力を増して、6行目「やがてはしらないはながさき」までふわっと小さな飛翔して見せたりする。

この詩を写しながら浮かんで来たのは「ロンド」ということば(「輪舞曲」などと書く)。
ダンスなど知らなくても、つと肩を持ち上げ身をひねりたくなるような。
そうしてそのまま、過去か未来か、どこかに飛んで行って、生と死の輪舞を惚けたように眺めているような。


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