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人生は「発見」の連続だ、という英詩[2019年05月08日(Wed)]

DSCN0623ゴギョウ(ハハコグサ).JPG
ゴギョウ(母子草とも)

*******

発見   ヒレア・ベロック 
            (アーサー・ビナード訳)

人生とは、まさしく発見の連続ですな。ずっと一生
勉強がつづきます。なにせ知恵というやつは、
ちびちびとしか飲み込めませんからね。それでも
もし運がよければ、若いうちに「真実」なるものを
口にすることがいかに危険か、はやばやと発見して
二度とそんなムチャなマネをしないようになります。
それから世間でいう「威厳」「地位」「安泰」が、ただただ
ずるさと強欲と長生きのタマモノにすぎないと、
だんだん覚えていきます。さらに、中年の域に入れば
時間の流れが加速して、どんどん去っていき、
そこで本物の「絶望」を発見したりします。
やがて息も絶え絶えになり、死の床から見あげて
自分を愛していたはずの人たちが、本当は、自分を
最も軽蔑していたことを思い知る――終わりの発見です。



◆Hilaire Belloc(1870-1953)はフランスに生まれ、イギリスに帰化した作家・評論家。
アーサー・ビナードが『もしも、詩があったら』(光文社新書、2015年)で取り上げていた。

辛辣な詩だ。
ウィットでまぶした人生の味わいは、塩味がしだいに勝りつつ、最後は思い切り苦い。

孤独と絶望に身を焦がすことなくこの世から退場するためには、苦い現実を寛恕(ゆるし)もしくは博愛によって甘露に変えるすべを身に付けて置かねばならないが、大半の人間には無理な注文だろう、たくさんの「発見」があってもそれを知恵の実にできる人はめったにいないので。

*原詩は下記のサイトなどで読むことが出来る。

【Petry Explorer】
http://www.poetryexplorer.net/poem.php?id=10004054



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