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いしゆみもて打たるる[2019年04月28日(Sun)]

◆テレビの「劇的ビフォー・アフター」という番組でやっていた、富士吉田市に住むもと布団屋さんの住まいのリフォームが素晴らしかった。家業を支えて来た綿打ち直し機の丸太や歯車、竹のすだれを生かした住まいに変身、父親と娘たちの驚きと涙が良かった。

触発されて何かリユースできるものはないかと見回して目が留まったのが味噌のプラ容器。フタの部分にカッターで「+」の切れ込みを入れて鉛筆立てにしてみた。

DSCN0611.JPG

味噌のラベルもそのままで工夫も色気もなく、TVでリフォームを請け負っていた匠の足もとにも及ばないのだが、チビた鉛筆が中で横になっていても見えるのがミソ(結果的にスケルトン&エコになっただけだけれど)。

◆◇◆◇◆◇◆


弩   池井昌樹

一本の線路が敷かれると
自然が半分失くなるという
一本の道路が敷かれると
一万の野生が消え去るという
二度とは戻ってこないという
一本の線路
一本の道路が
私たちヒトの中から
半分の自然を損なう
一万の野生を滅ぼす
二度とはあらわれないという
果てなく続く人工を
果てなく走る人工の
この最新車は快適だ
完全密閉された窓
原子力駆動の空調
地球に優しい環境の
私たちはいま快適だ
この上もなく快適だが
果てなく伸びゆく人工の果て
果てなくふくらむ栄華の果て
原始のほうから
いしゆみをもち
だんだんこちらへちかづいてきた
そのヒトが
たちどまり
ペッと唾(つばき)
何処へと知れず消えてゆくのだ
私たちヒトの胸から


*昨日と同じく池井昌樹詩集『未知』(思潮社、2018年)より。

原子力の文明社会に原始のヒトがツバをはき捨てて消えてゆく。
いしゆみによって鉄槌を下すには値しないのだ、「快適」で「地球に優しい」とうそぶく我々は。


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