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「右向け右」を強いられた津田梅子像[2019年04月17日(Wed)]

DSCN0481.JPG

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◆新5000円札の津田梅子の肖像画が物議を醸している。
津田塾大が提供したオリジナル写真を反転させたものであったからだが、そのままでは着物の襟が左前になるため、襟元は右前に修正し、かつボカして目立たぬようにしてある。
他の紙幣の肖像はどちらも向かって左を見ている顔なので、それに合わせるための苦肉の策ということだろうが、男二人に合わせるべく、向かって左、本人にとっては「右向け右」に、無理やり変貌させたものというしかない。

紙幣の内側を向くようにしたいのなら、オリジナル同様に右向きの肖像を左に配置したデザインでも構わないだろう。渋沢栄一、北里柴三郎の男性陣と逆に、右向きの姿で気を吐くのも女子教育の道を拓いた津田にむしろふさわしいはずだ。

◆ネット上の意見ではデザインに携わる方の「肖像写真の反転は絶対にしない。ましてや歴史上の人物で、紙幣でしょ?修正すべき。失礼極まりない。」という声が説得力があった。
その人間に敬意を払うなら反転写真をもとにした肖像画で平気でいられるはずがない。

1万円札の渋沢栄一と併せて、歴史認識と人間観において現内閣の倨傲と無神経を物語るものとしか言いようがない。

*渋沢の肖像は戦前植民地化した韓国で通用させた紙幣(渋沢が創始し頭取であった第一銀行券)に使われていた。金融・経済における収奪を象徴する人物を、ほぼ同じ図像で新一万円札に採用するという厚顔無恥ぶりに韓国でも日本でも批判の声が上がっている。
その点では現行一万円札の福沢諭吉(「脱亜論」で知られる)も、朝鮮・アジアへの差別的な民族観を普及させた人物であり、その肖像を眺めて何ら抵抗を感じないどころか、その顔を拝むことを無上の喜びとしていては日本の「近代化」150年の歴史認識が問われてくる。

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◆余談だが、イサム・ノグチの母、レオニー・ギルモア(1873-1933)を描いた映画「レオニー」には津田梅子も登場していた。ブリンマー大学の同窓で(津田が3年上に在籍)、キャンパスで交遊するシーンが映画の冒頭にあった。のちに野口米次郎を追って来日したレオニーが、自活を余儀なくされ、津田に働き先を相談する場面もあったように思う。

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