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ちりし[2019年03月16日(Sat)]

DSCN0245.JPG
花は白も黄色も水仙(和泉川沿いの歩道で)。

*******


あぶらかだぶら   池井昌樹


むかしむかしあるくにに
おごりたかぶりなるものが
あぶらかだぶらのりとをとなえ
そらとぶじゅうたんあやつって
きんぎんざいほうかっさらい
あげくにそらからおっこちて
おっちんじゃったとみてみたら
あたりいちめんどろっぷす
いろとりどりなどろっぷす
くだけたやつもひしゃげたやつも
いきかえれないやつまでも
うまれなかったやつまでも
こどもはみんなよろこんだ
おとなはどこにもいなかった
めでたしめでたし
すいっちをきり
こんやもてれびにまくおろし
おごりたかぶり
あぶらかだぶら
しゃぶっていたあめとりだして
ちりしにくるみ
ふところへ
これはあしたのおたのしみ


 『眠れる旅人』(思潮社、2008年)より

◆「ちりし」=チリ紙のことをこう呼ぶことに懐かしさを感じて作者の略歴を見たら、同年の生まれだった(1953年)。四国・香川県の生まれ、とある。
60年代初めのテレビ「魔法のじゅうたん」を小学校の低学年で見た世代となる。
呪文「アブラカダブラ」で空を飛ぶじゅうたんに子どもたちを乗せ、空撮映像を合成で見せるのが人気だった(たぶん生放送)。

「ティッシュ」などまだ存在しない時代、「ちりし」は祖母の前垂れ(エプロン)のポケットに忍ばせてあることが常だった。洟垂れ小僧の孫たちのために、である。詩のようにドロップスを包んで置くために、ではない。


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