どなたも「真心」忘れずに。[2018年10月26日(Fri)]
◆今日の神奈川新聞によれば、2016年熊本地震で被災し建て替え工事中の熊本市民病院にも、性能検査データ改ざんの油圧機器メーカーKYBの子会社の免震装置が使われていたそうで、KYBの社長が謝罪のため熊本市に出向いた由。
★【KYB、改ざんで熊本市長に陳謝 被災の市民病院に不正装置】
⇒http://www.kanaloco.jp/article/368055
◆KYB社のオイルダンパーは、地元の藤沢市民病院にも18機が設置されているという。
藤沢市民病院。ダンパーが設置されているのは右の新東館(8階建て)のようだ。
市民にもたらした動揺と不安、早く鎮めて欲しいものだ。
*県内の状況について先週10月18日の神奈川新聞記事
★【KYBデータ改ざん またも揺らぐ「安全」 県内6施設でも使用】
⇒http://www.kanaloco.jp/article/366451
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◆藤沢市民病院入り口手前、左手の植え込みの中に、その名も「真心」と題する少女像が立っている。
KYB関係者が今度病院に来たときは、まずこの少女像に深く頭を垂れて下さいよ、と念じるばかりだ。
夏場は草むらに阻まれて近づくことが難しく作者名も分からなかったのだが、今は草刈りが済み、落葉が散り敷いている中にすっきりと立っている。
◆近づいて台座を確認すると「SADATO SUYAMA」のサインが深く刻まれている。
名前に記憶がある。やはりこのようにローマ字で深めに名前を彫り込んであったように思う。
「須山」でなく「陶山」だったナ、確か――と断片的な記憶しかない。
どこかで見たことがあるはずなのに、美術館の中か、野外かも思い出せない。
試しにネットで検索をかけたら何と、自分のブログが引っかかった。
しかもわずか半年前の記事である。藤沢市役所の旧新館前に立っていた「みぎわ」という女性の立像(1984年)の作者だった。
「認知症防止には1日2リットルの水を飲まなきゃだめなんだって。」と家人にクギをさされたばかりなのであった。
★4月24日の記事【打倒するには「開く」こと】
⇒https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/835
◆陶山定人(1926-2009)氏は広島県新市町(現・福山市)出身とのことだが、相模原を制作の拠点にしていたというので、県内でまた出会う機会があるだろう。楽しみがまた増えた。
「陶山」という、珍しい方に属する作者名に2回も出会ったのだから、もう忘れないだろう(そう願う)。