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応召始まる?[2018年08月21日(Tue)]

応召始まる?

◆東京五輪・パラリンピック用メダルを家電などのリサイクル貴金属でまかなう計画、「銀」が未だ不足しているので全国の自治体を通じて小中学校に回収ボックスを設置させるという。
やはり来たナ、という感じ。

【8月20日、日経電子版】
東京五輪メダル「銀」まだ足りない、小中学校でも回収へ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34336660Q8A820C1MM0000/

◆先の大戦中の金属供出を思い起こさせる話だ。

日中戦争中の1939年2月に政府は鉄製不急品の回収を決め、日米開戦に向かう41年8月に金属回収令。
44年10月からは銀の回収が行われた。

朝日歴史写真ライブラリー「戦争と庶民」(2、3巻。1995年)から当時の写真をいくつか(キャプションも同書より)。

金属供出(朝日「戦争と庶民2」)_0005.jpg
東京・本郷区の岩崎久弥男爵家からは銀の洋食器、花瓶など約260kgが献納された。(1944年11月20日)

金属供出(2)_0002.jpg
運動に有名人やタレントを駆り出すことは戦中も盛んだった。神田明神で銀献納を受け付ける力士羽黒山(中央)と元清水川の追手風親方(1944年11月29日)

金属供出(2)_0001.jpg
村人に親しまれた鐘も「応召」していった。山形県西村山郡溝延村の阿弥陀寺で、鐘と別れの記念撮影(1945年4月ころ)

金属供出(朝日「戦争と庶民2」)_0008.jpg
銅貨、白銅貨、ニッケル貨など補助硬貨も紙幣と引き換えに回収された。(1943年1月26日)

*******

◆オリンピックに向けたサマータイム導入話も、経済効果や時間の有効活用に話がズラされているが、もとは真夏のオリンピック開催の危険性が今夏の猛暑でグワッとあぶり出されたための付け焼き刃にほかならない。
やや涼しくなったからといって話のそもそもを忘れていてはならない。

◆同様に警戒すべきは上意下達で津々浦々の学校を総動員体制に組み込もうという安易な発想だ。
戦時中の「国民学校」体制と全く変わらない。

メダルのための金属回収運動が軍事費調達・挙国一致の翼賛体制を築くうえで甚大な効果があることは言うまでもない。

電力は戦力1944年2月[戦争と庶民3,p89].jpg
「私タチノ手デ忘レズニイラナイ電燈ヲ消サウ」と、電力節約が叫ばれた(1944年2月)

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