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紙はかみさまだ[2018年06月27日(Wed)]

DSCN7430-B.jpg
岩波ホールから地下鉄・神保町駅に降りる階段踊場の石組み

紙はかみさまだ

◆楽譜の表紙やページの破れを何冊か補修した。

表紙は大きめの紙が必要。結局、旧いカレンダーを使った。
糊は木工ボンドと大和糊同量を、少量の水で溶いたもの。
壁紙を貼るときに使った広めの刷毛で糊をまんべんなく塗ったらすこぶる効率的かつ、きれいに仕上がった。

◆綴じ糸がゆるんでバラけそうになっているページは書道用の半紙で補強した。
ツナぐ2ページが同じ高さになるよう、下に適当な厚さの楽譜などを置き、隙間ができないように接着するのがコツである。
水彩画用の太めの筆で糊を塗ったが、平刷毛の方が良いかも知れない。

◆補強に使う和紙は雁皮紙が良い、とものの本に書いてあったが、大きめの文具店を探しても見つからず、これは断念。
何種かの丈夫そうな国産の書道用半紙を買って、そのうちの2種を試したら、どちらもまずまずの仕上がり。
ページのヘリのめくれにも紙を貼った。ページ同士がくっつかないように、乾かす時間を挟みながらの作業。
楽譜の背の部分も傷んでいたが、製本用のテープで表紙と背中をしっかり圧着するように貼って出来上がりだ。

最後は新聞紙で楽譜を包むようにし、大判の本を重しとして載せて乾くのを待つ。

◆一日おいて開いてみると、めくれはきれいに治り、紙を貼ったことが分からないほど一体になって、ページのめくり具合も良い。
紙を発明した先人の知恵に感謝するばかりだ。

*******

紙によせる   木島始

破いて燃して灰にできるから紙はいい と
暗殺指令書を始末するような連中だけが
はかなさのすばらしさを満喫したりして!
折り畳めるからこそ紙はすてきなのだ と
秘密を包む手紙の到着を祈るとき ひとは
はかなさのすばらしさに 墨をすいこむ
紙の誇らしさに 気づいているだろうか?
しらける嘘だぞ なんて呟かれまいとして
愛の告白を書きすすむとき ひとは
汗のにじむ掌紋のさざなみに送られて
その震えることばたちをのせる白い平たい舟
無心の紙のありがたさに気づくかしら?
ひとりきりの覚書 その符牒だけではなくて
人間の宇宙とかたちを縮尺しながら いつも
わたしたちの島では 古い紋章に工夫をこらし
新しい偶像に耽っては また皺のばし
神さまとより さする肌ざわりを夢みてきたのだ
証文とも歌とも地図ともなりうるこの紙で!


『[新]木島始詩集』(土曜日術社出版販売、2000年)より


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