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「痛いの痛いの飛んでいけ」?[2018年04月02日(Mon)]

DSCN6132-A.jpg
文科省のエントランスホールで

*******

◆介護保険の軽度者(要支援1・2)の訪問介護(ホームヘルプ)と通所介護(デイサービス)が介護保険の給付から外れて、市町村の「総合事業」に移管した。国が手を引いて自治体に押しつける流れに見える。
これに伴って訪問介護などを行って来た事業者が撤退を決めたために、これまで受けられた介護サービスが受けられなくなった人が出て来ているそうだ。2014年の医療・介護総合法で定められ15年以降進められてきた市町村「総合事業」への移行の過程で、要支援者の介護サービス事業者が暫定的に「みなし指定」されていたのがこの3月で終了したが、事業者が更新手続きしないケースが出て来ているためだという。
報道によれば大手事業者のNも更新しない旨を事業所のある自治体に通告していたという。自治体予算に限りがあるために給付費が抑えられて事業者の利益が減ったためだとのこと。
介護の地域格差が広がることは避けられないだろう。

◆また2015年の制度改正で、特養(特別養護老人ホーム)には原則として要介護3以上の人しか入れなくなっている。これもまた事業者への経営上の圧迫となっているようだ。
利用したい人にとってますます狭き門となって行くのは明らかだ。
地域全体で支える介護、といううたい文句のかげで公的な支えが取り払われていく。
支えが必要な人たちはどこへ行けば良いのか。

*******

童 謡    天野 忠

息子の頭を撫でながら
痛いの痛いの 飛んでいけ

おばあさんが唱えたら
痛いの痛いのといっしょに
長患いの息子も
飛んでいった。

おじいさんの腰をさすりながら
痛いの痛いの 飛んでいけ

おばあさんが唱えたら
痛いの痛いのといっしょに
長患いのおじいさんも
飛んでいった。

それから戸締まりをして
おばあさんは山へ
自分を捨てにいった。


天野忠詩集『私有地』より。編集工房ノア、1981年




「4月1日」だった[2018年04月02日(Mon)]

まじめな者ほどハマる?

◆4月1日でした。
ジャーナリストの池添徳明氏のブログ「身辺雑記」本日の記事に反応したマジメなわたくしについて……

4月1日(日曜日) 道徳教科書で閣議決定へ
とあった。
中学校の道徳教科書の検定結果が報じられたばかりである。
本文を読み始めた。

次のような書き出しである。

【特報】政府は1日までに、来年度以降の道徳教科書で「公文書改竄」などを扱うのは不適切とする基本方針を固めた。近く閣議決定する。

さらに「道徳教科書にふさわしくないとされる」ものとして〈安倍首相の国会でのヤジ/前川喜平・前文科事務次官への個人攻撃〉などが並び〈幼稚園児の教育勅語唱和に感涙する安倍昭恵夫人/加計学園獣医学部の認可ゴリ押し〉なども含めて6項目を列挙してある。結びには、安倍首相や麻生財務相による朝日新聞や東京新聞への批判や揶揄については、今回の閣議決定では見送られる旨書き添えてあった。

◆いずれも現政権の支持率急落をもたらしている「事実」である。
集団的自衛権や「教育勅語」についてまで閣議決定で道を開いた政権だから、あり得るよな、と思いつつも、同様の報道がないか一応ネットに当たってみた。
見あたらない。なればこそワザワザ「特報」と銘打っているのだろう。

こう考えの方向が定まってくるとあとは一瀉千里である。
何人かの知り合いに記事を紹介するメールを送ることにし、次のようなコメントも添えた。

〈「閣議決定」するというのですから、議員からの質問主意書に対する政府の回答方針が伝わってきたのだろうと推測します。

驚きです。教科書で今話題の政府に不都合な問題を扱うな、というのは、話題にもするな、という含意として受け取られるでしょう。

記事は⇒http://www.geocities.jp/ookaminami/zakki-new.htmlから〉

???????

◆憤慨マンマンでメールを送った。
その後も関連記事がないかニュースサイトを眺めるが、見あたらない。

◆ひょっとして……と思い始めたのは夕刻出かけたショッピングセンターだった。「4月1日特別割引」の貼り紙を見て「オ、ずいぶん安いじゃないか!」と買うことにしたケーキの支払いをする時だ。ひょっとして店員が「イヤ、今日はほら、4月1日ですから」と頭をポリポリかきながら、いつもの値段を要求して来やしないか、一瞬不安がよぎった。
……「なんちゃって」記事だったのではないか……。

池添氏の「身辺雑記」を再び開いて見たら、2つ目の「特報」が次のように追記されていたのだった。

【特報】安倍首相は1日、「きょうだけは私は嘘をつきません」と記者団に語りました。「その発言も嘘なのでは」と記者から突っ込まれると、安倍首相は「私は正直者なので嘘をついたことはありません」と激怒しました。(4月1日)#エイプリルフール

◆いつも筆鋒鋭く論ずる池添氏だけに完全に信じ込まされたのであった。
昼にメールを送った方々に下記のようなお詫びのメールを送る仕儀となった。

◆ウソにまんまと乗っかってお騒がせして申し訳ありません。最初の記事だけだと僕のように引っかかりますね。
やりかねない、と思わされて来ているからたやすく乗せられてしまう、ということですね。
それだけ我々も毒が回っているということでしょうか(少なくとも僕などは、いとも簡単にやられるタイプだということを証明できました)。
お騒がせしました。

(*以上、メール発信と再送信の事実および文言はフィクションではありません。念のため。)

◆公然たるウソが新聞やテレビで延々と繰り返されていることからこそ効果抜群の【特報】だった。
それはさておき、エイプリールフール記事によって図らずも我が身のある種の「マジメさ」を思い知らされてしまった格好である。
「ある種の」というわけは、大山鳴動の震源地となる危険をはらんだ「マジメさ」ということだ。こうした手合いは、日頃から「騙されないゾ」と、眉にツバつけて暮らしているはずなのに、イザとなれば造作も無く引っかかる。所詮その程度の「マジメさ」である。
問題アリの事案が連続して用心のバイアスがかかっているので、警戒心は常に反応しやすい状態にある。
しかし、ストレスが繰り返され、一定の強さを越えると(閾値を越えると)、ある時点から全く無反応になることも予想される。
その意味でもある種の「マジメさ」というのは始末に負えない。

◆「特別の教科」としてミコシの上に載せられた「道徳」が、こうした度しがたい「マジメさ」を蔓延させるのははっきりしている。
大山鳴動して出てくるのは「マジメ」な幾百万と知れないネズミたちで、一斉に水の中に行進を始める。今はその寸前にいるんじゃなかろうか…(あ、またマジメに悩んでしまった)…???

*******

★池添徳明氏の「身辺雑記」、エイプリルフールの記事は下から。
http://www.geocities.jp/ookaminami/zakki2018-4.html


DSCN6161.JPG
境川に注ぐ宇田川沿いの桜も満開(3月31日)

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◆むかし英語で「万愚節」という訳語を教わった。
しかし政府の説明ウソばっかりの今日日を何と表現したら良いのか。
日を限って「愚」が無礼講となる日というのじゃないから、「万愚民」の「万愚民」による「万愚民」のための政府、という状態。うまい表現がないものか。


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