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自衛隊ヘリ事故続報[2018年02月14日(Wed)]

アパッチヘリの重大事故・続報

◆2月5日に佐賀県神埼市で海上自衛隊の攻撃型ヘリコプターAH64Dが住宅に墜落し、2名の隊員の命が失われた事故。直前の整備で交換されたばかりの部品(メイン・ローター・ヘッド)は中古品であることが判明した。

★【朝日新聞Web版 2月14日15時過ぎ】
墜落ヘリ部品、直前に中古と交換 防衛省「新品」と説明
https://www.asahi.com/articles/ASL2G32GZL2GUTIL002.html


◆記事によれば、防衛省はこれまで、「新品と交換した」と説明していたそうだ。
メイン・ローター・ヘッドは米ボーイング社製で、日本でライセンス生産をしている富士重工(現スバル)が購入したものだとのこと。
別の同型機で使用して、飛行時間は基準の1750時間以下だったのでそれを他の機に再使用しても整備基準に照らして問題ない、というが、墜落機はこのヘッド自体が破損していたとのことだから、墜落の主因である可能性が高いのではないか。

日経報道では陸自は14日、新品だったとの説明について「(幕僚長の会見後の)調査で別の同型機で使用された整備済みの部品だったことがわかった」と訂正した。
★【日本経済新聞 2月14日19時過ぎ】
墜落ヘリの交換部品は中古品 陸自が説明
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2689432014022018CC1000/

◆時事通信の記事ではこの部品の修理歴や、墜落機に使用されるまでのいきさつがさらに詳しく報じられている。

問題のヘッドは、陸自配備の同型機で使用されていたが、ヘッドと機体とを接続する部分が摩耗し、振動する不具合が発生。2010年4月に取り外した。製造企業に送って修理を行い、17年8月から事故機が所属する駐屯地で保管していた。

★【時事通信 2月14日22時過ぎ】
墜落ヘリ、交換部品は中古=陸自が説明訂正、修理歴も 陸上自衛隊
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018021401046&g=soc


◆不具合があったヘッドを製造元のボーイング社で修理してもらってから7年以上も経過していることになる。
重要な部品であろうから、修理歴も含め厳重に管理されていただろうと考えたいが、その管理がそもそもどんな内実をもち、基準が妥当かどうか、素人には判断材料が何もないのだから、一から説明する責任は防衛省にあるはずだが、「新品と交換した」というこれまでの説明がウソだったことの責任も問われる事態となったのだから事は重大だ。

◆2月5日の当ブログの記事で、AH64Dヘリ導入に当たっては後継新型機の開発がなされたために当初の導入計画を大幅に(62機予定が13機に)削減する結果になった、いわくつきのヘリだと書いた(後継機開発の情報は日本政府も知っていたのに、一旦決めた購入計画のすみやかな見直しができなかった、という指摘もある)。
 *2月5日記事〔陸自アパッチヘリ墜落・炎上〕
  ⇒http://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/761

その結果、日本でライセンス生産を引き受けた富士重工は初期投資分を回収することが全くできなくなった、ということも問題になったはずだ。
そんなわけで、自前のメンテナンス体制が整わないまま問題のヘッドをボーイング社で修理してもらうしかないという事情があったのではないか。
さらには、高い買い物を米側から強いられて、重要な部品の使い回しを余儀なくされていたということがあったのではないか。
そもそも修理が万全になされたか、それを確認・点検する技術力やチェック体制が国内に整っていたかどうか、疑うべきことはいくらでもある。
政府・防衛省としてそれらをきちんと検証し公表することが、犠牲となった隊員および家族への責務のはず。わざわざ韓国に出かけて米韓軍事演習を要請するような内政干渉をやって恥をかくヒマなどないはずだ(アベ首相が2月9日の首脳会談で)。

◆今日の各紙には舞鶴航空基地の哨戒ヘリが飛行中に部品を落下させていた恐れがあるという記事も載った。
ユルんでいるのは果たして部品だけか。

毎日新聞 2月14日 01時16分】
海自舞鶴総監部 ヘリのボルトなど紛失 飛行中に落下か
https://mainichi.jp/articles/20180214/k00/00m/040/233000c


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