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利用客のゆううつ[2017年11月24日(Fri)]

DSCN4726ムクノキーB.jpg
ムクノキ(椋の木)。黒く丸い実を付けているのが先日の大磯散策で見た木に似ていると思って上方を見やると、相当にノッポの木だった。上野国立博物館の本館ワキを平成館に向かう道の真ん中に立ちはだかっている。
運慶展を観た帰りで、右に寄ってカメラを構えていると、背後から誘導係が「左側を通ってお帰り下さい」と呼びかけている。近い所で2度3度繰り返すので、ようやく当方に向けて言っているのだと気づいた。

通路は混雑しておらず、これから入館する人に迷惑をかけているわけでは全くない。
誘導係の本務が人の流れをスムーズにすることにあるのは理解するが、例外をなくしたい意図からする声かけは、秩序維持が自己目的になっていないか気になる。「右側通行は”排除”ですかね」と半畳を打つつもりもないが、余計なお世話という感じはつきまとう。
これから入館する人たちは、目当ての彫刻への期待をふくらませているだろうし、観終えた人は目に焼き付いた四天王たちの姿を外の夕方の光に重ねて反芻しているかも知れない。
繰り返される声かけは、そんな気分に水を差す効果しかない。

◆この日の帰りの電車でも、電車の遅れを詫びるアナウンスが繰り返されて似たような気分が続いた。わずか3,4分の遅れで、しかも夕方である。先行する電車が線路への落下物だったかの通報を確認をしたためという遅延の理由と、遅れている時間が車内にアナウンスされた。
一時停止を余儀なくされた場合には何らかの情報が欲しいところだが、それとて1回放送すれば十分だ。この日は相模大野から江ノ島線に入ってからも到着駅名を告げるたびに遅延お詫びのアナウンスが流れた。その度に同じ遅延理由が繰り返される。1時間余りも電車に乗っている人間にとって、ありがた迷惑から苦痛に変わってくる。状況の大きな変化がないなら乗降口の上にある電光掲示などで流したらジャマにはなるまいに。目は閉じてしまえば余計な情報を遮断できるが、耳の方は音にさらされ続けるからだ。電車の走行音は常に聞こえていても気にならないのに人の声は耳障りになりがちだ。

◆そう言えば先週、つくばエクスプレスの電車が予定より20秒早く出発してしまったことについて会社が謝罪した、というニュースがあった。

ハフィントンポスト海外メディアが驚愕 ⇒ つくばエクスプレス、20秒早く出発して謝罪
http://www.huffingtonpost.jp/2017/11/16/tsukuba-express_a_23280224/

数分後の後続列車もあり、利用者からの苦情も特になかったというのに会社が謝罪のプレスリリースを出したのには会社の事情もあった由。
発車直前に予め流す音声放送があるのに、それを欠いたまま発車するというイレギュラーな出発となった、そのために乗り損なった利用客がいたとすれば相済まないという鉄道会社の方針らしく、海外メディアも驚きをもって報じているそうだ。お客様本位の徹底ぶりがいかにも日本的ということだろうが、果たしてどうか。

◆ここで気になるのは20秒早く出発させてしまった運転士の処遇だ。
始末書か再発防止研修などといじめられていないかどうか。
やらかしたミスごとに減俸の額が細かく社内規定で決められていたり、などというのは大いにありそうだ。
そう考え出すと、今時である。1つのミスの陰には車掌や駅ホームの駅員、それぞれの上司の労務管理のありよう、などなど複数の要因が関与しているので、その軽重に応じて課されるペナルティも事細かく決まっていたりして……。

◆そうした査定マニュアルなどがあってそれを機械的に適用するだけだとすれば、なかなかユルクない話だ。
キチンと定刻で走るのは大事だが、こだわり過ぎるとマニュアルとそれが管理する秩序優先の寒々しい職場というイメージしか残らない。
だが、そこまでやるか、と話題になって、社の好感度・知名度がアップしたのなら、むしろそのきっかけを作った功労者ということではないか。
粋なはからい、というのがあったかどうか。

◆あの国立博物館の誘導係の人も、一時間毎の発声回数のノルマなどあって、混み具合に関わりなく声かけ頑張らざるを得ないのかも知れない……と考えると、涙ぐましい感じすらしてくる。

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