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訂正+続報「高校生平和大使の演説中止」[2017年11月16日(Thu)]

《続報・訂正》

◆昨日の記事で、国連軍縮会議での日本の高校生平和大使の演説が中止になった件、西日本新聞および東京新聞で続報があった。
◆昨日の西日本新聞・東京新聞とも、どの国と断定はしていなかったのを、今年8月の演説中止のニュースを読んだ時の印象から早計に米国だろうと即断してしまった。
限られた情報から断定的にものを言うことは誤読を拡散することであり謹んでお詫びします。


【西日本新聞2017年11月16日夕刊】
平和大使演説、圧力は中国 日本の被害強調嫌う? 政府、他国の同調恐れ見送り
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/373857/
2014年以降、毎年8月のジュネーブ軍縮会議で核兵器廃絶を世界に訴えてきた日本の高校生平和大使の演説が今年は見送られた問題で、高校生にスピーチをさせないよう日本政府に圧力をかけていた国は中国だったことが16日、複数の政府関係者への取材で分かった。日本が第2次大戦の被害を強調することを嫌う中国側の思惑があるとみられる。
政府関係者や本紙が情報公開請求で入手した外務省の公電によると、今年2〜5月、昼食会などの場で、中国側が日本側に「スピーチをやめていただけないか」などと要請。「高校生を政府代表団に1日だけ含めるのは問題がある」などと指摘した。
日本側は、被爆体験の継承を訴えて理解を求めたが、中国の軍縮大使が「会議規則違反の異議申し立てもあり得る」と反論した。中国側の主張に同調する国が出てくることへの懸念から、日本政府も見送りに応じたという。
高校生平和大使は例年、日本政府が1日だけ政府代表団に登録する形で、軍縮会議本会議場でスピーチを認められてきたが、核兵器禁止条約が採択された翌月の今年はスピーチが見送られた。本紙の情報公開請求で、ある国の軍縮大使が圧力をかけていたことが判明したが、文書の国名は黒塗りされていた。

 *11月16日14時12分 (更新 11月16日 17時21分) 記事(同日夕刊)

◆東京新聞もほぼ同内容の「共同」配信を載せている。
高校生平和演説に中国圧力 8月の軍縮会議で見送り
2017年11月16日 19時39分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017111601001559.html


◆ただ、改めて考えると、西日本新聞が入手した外務省公電がなぜ国名をスミ塗りしていたのか、疑問が湧く。
臆断は当方のミスであり、このささやかなブログが波紋の震源地になることなどありそうにないものの、不完全な情報開示が憶測を呼べば、外交上の障害や国内の不穏な空気を招来することがないとは言えまい。かつて日清戦争後の三国干渉に対して、ケシカランといきり立ったこの国の歴史を思い出しておくことは無意味ではないだろう。

◆高校生の演説をやめるよう圧力をかけた「核保有国」とは中国のことである、という情報は政府関係者からのリークであるのかないのか、ハッキリしない。
そもそも開示した公電になぜスミ塗りしたのか、理由は判らない。
西日本新聞の記事では日本側は「被爆体験の継承」を訴えて相手の理解を求めた、とある。
しかし高校生たちの演説は自国の被害のみを訴えるものであったはずがない。
彼らが毎年取り組んで国連に届けている署名用紙には次のように書いてある。

わたしたちは、戦争も核兵器もない「平和な世界の実現」を求めます。
わたしたちは、一日も早い核兵器の廃絶を求めます。
わたしたちは、世界中の人たちが平和な生活ができるよう求めます。
わたしたちは、戦争のない平和な世界の実現へ向けて、国連の一層の努力を求めます。

◆もし日本の外交担当者が「被爆体験の継承」を強調することで相手を説得しようとしたのであれば、高校生たちの意欲と願いを正しく評価して生かそうとしたとは言えないだろう。
「唯一の被曝国」という特別な体験を、人類普遍の平和実現の願いに昇華させた説得術を駆使して、反対者の尊厳に敬意を伝えつつ懸念を払拭するのが外交官たちの腕の見せ所だったはずだ。

DSCN3304雄弁-大.jpg
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