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『ゲッベルスと私』[2018年06月19日(Tue)]

「財務大臣の手口に学びました」……「あ、そう。」

◆加計孝太郎理事長が19日、初めて記者会見に臨んだという。

【毎日新聞】加計学園 理事長が会見、謝罪 監督責任で給与を自主返納
https://mainichi.jp/articles/20180619/k00/00e/040/245000c

◆さる芝居まで学ばなくても良いのに、と思う。
そもそも、「返納」と行ったところで、実際は自分の札入れから自分のがま口に移動するだけの話じゃないか。
税金を投入することになっている愛媛県民や今治市民の血税をあてにしての開学ではなかったか。

◆夜のニュースで確かめようと思ったら、NHKはサッカーの試合に占領されていた。
内閣支持率などニラミながら、かねて予定のサッカー中継のある日に会見をぶつける。
官邸の宣伝大臣と「公共放送」のアシストに唖然とする。

*******

なにも知らなかった 私に罪はない。

◆岩波ホールで『ゲッベルスと私』が上映中だ。
ナチス宣伝大臣ゲッベルスの秘書であったブルンヒルデ・ポムゼル103歳の独白。

DSCN7428-B.jpg

モノクロの画面に深いしわを刻んだポムゼルの顔が大写しになる。
語り口は明晰だ。

彼女の語りの間にゲッベルスの有名な「総力戦演説」が流れる。1943年2月18日、ベルリン・スポーツ宮殿での大演説「勇気を持って、危険な人生を送れ!」という呼びかけと民衆の熱狂を伝える実況放送は、同じ日にミュンヘンで兄とともに反ナチ抵抗のビラを撒いたゾフィー・ショルの映画『白バラの祈り』でも流されていた。

【参考記事】映画「白バラの祈り」から[2018年2月18日]
http://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/774

◆ポムゼルはショル兄妹の書類を預けられたことがあった。
しかし、見てはならないという上司の指示に従ったという。
しかし、兄妹を助けられたかも知れない、などという後悔の言葉は彼女の口からは出ない。
それどころか、戦争反対のビラなんかまくから死刑になるのだ、と言い切ったという。
(プログラム収載の多和田葉子の文章による)。

◆ナチスが行ったことには様々な証言も映像もある。
それらによって我々には一定のイメージが作られ、ある程度分かった気になっている。
だが、ポムゼルの証言の間に映し出される映像、とりわけホロコーストの記録から慎重に選ばれた映像は、そうした慢心をあっさり打ち砕く。

記録映像はアメリカのホロコースト記念博物館、スティーブン・スピルバーグフィルム&ビデオ・アーカイブ、アメリカ国立公文書記録管理局などのアーカイブである。

◆記憶し、歴史を検証する努力は日本でもオキナワ・ヒロシマ・ナガサキについては営々となされて来た。
しかし、かつての植民地で行ったことを堀り起こして記録し伝えることについては、個人や研究者の営為を除いて公的には区々渺々たるものであった。

加害の歴史に向き合わない者は、いつでも蛮勇に身を任せて号令を発し、拝命した走狗は喜々として忠誠を尽くす。


この記事のURL
http://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/898
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