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防衛省の情報隠蔽が深刻だ[2018年06月04日(Mon)]

DSCN7338.JPG
水もしたたるアオサギ。
暑さにたまらず水浴びをしていた。

*******

防衛省の情報隠しが続々と明らかになっている。
しんぶん「赤旗」日曜版(2018年6月3日号)が2件報じた。

1 沖縄県辺野古の軟弱地盤報告書を隠蔽
米軍新基地建設に関する「シュワブ(H25)地質調査(その2)報告書」。
2017年に赤峰政賢衆院議員が報告書の提出を求めたが、1年以上明らかにせず。
今年3月にようやく公表された報告書には工事予定地の海底に地盤強度を示すN値が「0」の地点が5つあったという。これは「マヨネーズ」といわれるほど軟弱な地盤であることを示すもの。
基地建設に不都合なデータを隠蔽したと思われる。

2 イラク派兵で米軍が自衛隊車列に威嚇射撃(2004年5月)
イラクに派遣された自衛隊の第2次隊が2004年5月初めに民間警備会社とともに車列を組んでサマワに物資を搬送中、米軍が先頭の警備会社車両を重機関銃で威嚇射撃をして来た。
急遽自衛隊車両が割り込んで「仲間だ。撃つな」と知らせて攻撃を止めたのだという。
元隊員の証言によれば、現地では「『米軍は危ない。近づくな』といわれていた。理由は二つ。まず米軍自体がやみくもに撃つ。他の多国籍軍も誤写された」「ゲリラ戦では米軍は住民と『敵』を区別できない。「撃たないと撃たれる」と恐怖にかられている。…そんな米軍と行動をともにすればこちらも狙われる」

この2次隊の警備中隊長であった陸自3佐は帰国後、自殺している。イラクでの体験が背景にあった可能性は否定できない、と記事は指摘している。

◆イラク日報は2017年2月に当時の稲田防衛相が「残っていない」と答弁していたが、今年の4月にようやくその存在を認めるに至って、一部が公表された。
とはいえ、米軍による威嚇射撃があった第2次隊(2004年5月〜8月)や続く第3次隊(2004年8〜12月)、第4次隊(2004年12月〜2005年2月)についてはそれぞれわずか1日分しか公表されていない。無論、米軍の射撃事件は全く記載がない。
非公表部分に不都合な記録があったであろうと疑わざるを得ない。

◆不都合な事実を隠蔽したまま派兵の実績を稼ぐために隊員の命を危険にさらす。
その姿勢を全く改めようとしないまま、戦争法制下、戦闘地域での兵站や銃撃戦覚悟の駆けつけ警護という危険任務をできることにしたわけである。

*やたら撃ちまくる米兵というと「ネイビー・シールズ」シリーズなどのアメリカ映画を連想する。訓練シーン・実戦シーンを問わず蜂の巣状になってもなお撃ち続け、惜しげもなく薬莢がはじけてゆくシーンに肝をツブす。

2013年の暮れに南スーダンPKOの自衛隊が韓国軍に銃弾1万発を提供したという「事件」があった(政府は武器輸出三原則をあっさり外してみせたわけだ)。
結構な弾数だと思ったが、映画の通りならあっと言う間に射ち尽くしてしまうのかも知れない。
道に落ちているクギや木ネジ、果てはクリップまで、つい拾ってしまう資源小国のオジさんはただただ驚いてしまうのだが、「恐怖ゆえに撃ちまくる」というのは説得力ある表現だと思える。
タフで頼りになる米軍というイメージを取り払い、恐怖に取り憑かれて銃を手放せない人々という実相を教えてくれるからである。
「核抑止力」信仰も臆病さと恐怖心がその正体だということになる。




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