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そしてふたたびは[2018年01月17日(Wed)]

DSCN5211.JPG

菜花(なばな)のようだ。つぼみを摘んだあとが見える。境川沿いの家庭菜園で。

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ふたたびは   茨木のり子

ふたたびは
帰らずの時
ひとはなんとさりげなく
家を出て行くものだろう

いつものように帰ってくる
なにげなさで
木戸を押して
ひらりと

そしてふたたびは



「茨木のり子集 言の葉3」(ちくま文庫、2010年。初出「読売新聞」1991年5月)
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◆「ひらりと」身を翻して造作ないことのようにこの世からいなくなる人もあれば、グダグダずるずるブツブツを繰り返してこの世に棲息する者もいて、大半の人はその間のどこかを右往左往しているのだろう。
「ひらりと」は、逝き去りし人を哀惜する残された者の、なすすべのなさを一言で表したことばだ。とらえたと思ってたぐり寄せたものはうすぎぬ一枚で、茫然と見ているうちにそれもまた光を受けた雪のようにたちまち溶けて消えていき、茫漠と夢の中をさまようごとくで。

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