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対米隷属の果てを危ぶむ[2017年11月15日(Wed)]

DSCF0037宮本隆「母の像」1974.JPG
宮本隆「母の像」
靖国神社の偕行文庫の前にある。1974年に遺族会が建立したもの。
宮本隆(1917-2014)は岡山県高梁市出身の彫刻家。

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首相不在中もJアラートであおるあおる

◆昨日14日に藤沢市の防災無線はJアラートの試験放送を流した(緊急時のエリアメールは無し)。オカシイという批判の声も上がらぬだろうと見下して、首相不在にもかかわらず全国実施を強行。宇都宮市などは小中学校で避難訓練も行ったようだ。
国会で加計学園疑惑が追及されるタイミングを狙ったとしか思われない(与野党の質問時間配分問題のために審議は15日にズレ込んだが。しかしそれとて、野党の反対のおかげで時日を浪費した、と言い訳するための仕掛け。不安をあおって国民の注意をそらし、時間切れでウヤムヤにする。姑息なること底知らずだ)。


自国の若者の意思を否定してアメリカの都合を最優先する被爆国

◆今年8月の国連軍縮会議で日本の高校生平和大使の演説が見送られるという事件があった。
当初、核兵器禁止条約に後ろ向きな日本政府およびその意向を受けた高見沢将林・国連軍縮大使(元防衛官僚)による圧力ではないかという観測があった。

しかし14日の西日本新聞の報道で、日本政府がそう動いたのには、「ある核保有国」から日本政府に高校生にスピーチさせないよう圧力がかかっていたためだったという驚くべき事実が明らかになった。
西日本新聞が情報開示で入手した外務省公電によって、その核保有国の軍縮大使が「自分は高校生に本会議場から出て行くよう求めることもできる」が、「無垢な高校生を困惑させることはしたくないので思いとどまった」とおためごかしの脅しをかけた上で、「今後は手続き規則違反として異議を申し立て、ブロックする」と高見沢軍縮大使に迫り、高校生平和大使の発言をやめさせるよう再三働きかけたという。こうした要請を受けて外務省は見送りを決めたというのである。

【西日本新聞、17年11月14日】
平和大使演説阻止へ圧力 外務省公電で判明 「高校生に退出要求もできる」 核保有国?が日本に
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/373258/

◆この「核保有国」がアメリカを指すことは間違いなかろう。

イヤハヤである。
日本政府として反論したが国際世論を味方にできなかったというならまだしも、そうした努力もしないまま自国の若い主権者の発言を諦めさせたのだから、どこの国の軍縮大使・外務官僚なのか、あなた(たち)は?

◆一方でそのアメリカの上院外交委員会では、トランプ氏に「核のボタン」を委ねるのは危険だと憂慮する声が相次いで表明されている。
浅慮のツイートと同じ感覚で核のボタンが押され、ミサイルが飛び交う第三次世界大戦が現実のものになった時、その矢面に立たされる国の一つが日本であることは確かだ。

【毎日新聞 17年11月15日】
米上院外交委 トランプ氏に「核のボタン」危険…憂慮の声
https://mainichi.jp/articles/20171116/k00/00m/030/042000c


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長いガウンのやうなオーバーをひらめかして
ほそい足首をかろやかにはこんでゆく娘たちよ
その鰭をふつて
魚のやうに街の角を過ぎる娘たちよ
あのながさきやひろしまの話を
いつも忘れずにゐたいと私が願つたら
それはいぢわるだらうか
自分が光に撃たれたことも知らずに
人々をみとりしてゐた女学生は
ある朝抜けてゆく自分の髪の毛に気づいて
「櫛を下さい、看護婦さん、櫛を下さい」とうはごとを云ひながら亡くなつたのだ。
装ほふ髪の毛一本もなくなつて
みるみる命のとけてゆくきはを
自分でみつめていつた可愛想な女学生たち
それをとりとめることも出来ない無力にいつも哭かれて
私の心はいぢわるになつたのだらうか、
彼女らは溶けて私の中に入つたらしい。
沢山の襞や曲線に装ほはれて
寒い風の中もやんはりと街にひるがへつてゆく娘さんたちよ
おそろしいあの光はこの世からなくなつたのではないのです
一寸かくされてゐるだけなのですと云つたらいぢわるだらうか。
けれどそれは本当のこと。
そして貴女がたのあまりの華やかさを見るたびにあの娘たちは蒼く身を起こすのです
そして「櫛を下さい、櫛を」と云ふのです。

  永瀬清子「自然詩集」より(二)(詩集『春になればうぐいすと同じに』所収。思潮社、1995年)

*現代詩において大事な人永瀬清子(1906-95)は、岡山県赤磐郡豊田村(現赤磐市)出身。生家が保存され、詩人の名を冠した賞のほかさまざまな活動が手作りで進められているようだ。

★NPO法人永瀬清子生家保存会
https://www.nagasekiyoko-hozonkai.jp/


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