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アーティチョーク:世にも不思議な青い花[2017年06月19日(Mon)]

不思議な花

◆昨日、畠中の道で不思議な花に出会った。
つぼみの開きかかったものは次のような感じ。中央部分は濃い紫、花びらはサボテンのように肉厚に見えた。

DSCN2018.JPG

もっと開いた状態のものは下の様になっていた。
15〜20cm、あるいはそれ以上、人間の手のひらよりも大きい。

DSCN2016.JPG

◆花の名を知りたいと思ったが、畠の持ち主かと思われた方は遠くで一心に作業中で声をかけるのがためらわれた。帰宅後ネットでいろいろ調べてみるが見当たらない。
トウモロコシなどと並んで栽培していたから、これも食用だろうと見当は付く。
花を折り取った跡も目にした。若いつぼみを食するのではないか。

◆気になって、今日も同じ道に自転車を走らせてもっと驚いた。
不思議な青紫の花がポンポンと咲いていたからだ。

DSCN2040.JPG

まるでそこだけ蛍光色に発光しているのかと思えるほど鮮やかだ。

足もとを見ると、開ききった状態なのだろう、次のような花もあった。

DSCN2039.JPG

DSCN2041.JPG

ワンダーランドに紛れ込んだ感覚である。
年配の方で、こうしたあざやか色に髪を染める人がいるなあ、と思ってさらに見回すと、刈り上げ頭の上だけ染めた感じのものも見つかった。

DSCN2045.JPG

◆花の色を手がかりに改めてネットで探すと、ようやくたどり着いた。
アーティチョーク」というのだそうだ。

最初にヒットしたのは、下のブログ。
盛期を過ぎた状態の写真も見られるので、謝してリンクを貼っておく。

クロメダカの気ままな自然観察
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/index.html

「食う・寝る・暮らす」というブログには食べ方が詳しく紹介されていた。
http://obento12.info/1289.html

◆チョウセンアザミ(朝鮮薊)という別名も分かったので、牧野の図鑑(学生版)に当たってみると、別に朝鮮半島原産ではない、とのこと。地中海原産で我が国には江戸中期に渡来したそうだ。
確かにアザミに似た花の状態(刈り上げ頭の上だけ紫に染めたような、と書いた上の写真に近い状態の花)と、切り込みの入った葉が描かれている。
だが、実際に畑に生えているさまは、人の背丈ほどの高さがあるうえに、花の重さからか、斜めに傾いで地上近くに花を垂れたり、長大な葉も入り乱れた感じだったりして狼藉状態と言ってよい姿であった。

◆Wikipediaに、この花の歴史について以下の記述があった。

19世紀末からイタリア移民のグループがカリフォルニアで大規模にアーティチョークを栽培し、ニューヨークのイタリア系マフィアの資金源となっていた。1930年代、マフィアの封じ込めに力を注いでいたニューヨーク市長ラガーディアは市にアーティチョーク禁止令を出したが、アーティチョークの魅力に抗えず1週間後には取り下げられた。


共謀罪以後の日本*以下はモウソウです

◆「マフィアの資金源となっていた」という話から、共謀罪の議論を思い出した。
「保安林でキノコや筍を採って売れば、テロ組織の資金源となるので共謀罪の対象」という答弁だ。

モウソウがふくらむ。
厚木基地←→横須賀の飛行ルートの直下のエリアで「まさに」灯台もと暗し。
テロ組織の資金源が晴天のもと堂々と栽培されていたとは。

◆想像をさらにたくましくすれば、これもまたアメリカの差し金だな。
……
・押しつけ監視システムを日本政府は有効に運用して組織的犯罪集団の資金源を発見・摘発に持っていけるか。
・成立した共謀罪を実際に適用する度胸と能力が日本政府にあるか。
「疑わしきはまず逮捕」、「冤罪などと批判するやからは黙らせる」、「裁判所に駆け込み訴えしてもアンダーコントロールの裁判で有罪に」、という一連の流れを遅滞なく実行できるか。

以上は、行政府・立法府に続いて司法をも掌中に収め独裁体制を完成させるプロセスとして必要なレッスンだが、米政府は残念ながら司法の反発・抵抗に遭って実現できずにいる。
しかし、属国or傀儡(かいらい)国家・日本はひょっとしたらやってくれるのではないか。……

◆今夕(6/19)、アベ首相の記者会見では、以下のフレーズが繰り返された。

《今国会の論戦の反省のうえに立ち、国民の信頼を得ることができるように、冷静にそしてわかりやすく一つひとつ丁寧に説明してきたい。》

数ヶ月前にも同じことを公言していたはずだが、一度も実践しなかった。支持率低下はさらに続くだろう。
「信なくば立たず」と述べたが、もはや「信ないゆえ立つべからず」であるという自覚がない。

《私が先頭に立ち、ドリルの刃(やいば)となって、あらゆる岩盤規制を打ち破っていく。》

とも述べた。
法体系を含めすでに国家という船の底に穴を空けてしまった人にこれ以上メチャクチャをやられてはたまらない。



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