疑惑追及、本丸へ[2017年05月17日(Wed)]
マンネングサ。セダムともいうらしい。
5弁の星状の花が目を引く。手もとの「学生版原色牧野日本植物図鑑」(北驫ル、1885年)の「セダム」はこれとは随分異なる。白っぽい、花か葉かはっきりしない絵が載っているだけだ。園芸種が普及して路傍でもふつうに見かけるようになったものか。
属名のSedumとは「座る」という意味のラテン語からで、岩や壁にはりつくことによるそうだ(同図鑑の解説)。
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疑惑追及の本丸へ
◆「共謀罪・森友+加計学園疑惑」隠しのために皇族の慶事を利用してまで情報操作を行っているように見える官邸スジの意向。
今朝の朝日新聞1面トップは秋篠宮家長女の婚約準備(正式な婚約時期は未定)の話題。山本信一郎宮内庁長官の「しかるべき時期に発表するべく計画を進めていた」というコメント、良く考えれば不思議だ。「この時期に明らかにしたのはなぜ?」という質問をした記者がいたかどうか。
*追記(5/18) :「婚約準備」報道は昨夜19時の時報直前のNHK速報が第1報だったという。
リークした人間がいたことは明らかで、山本宮内庁長官は「発表を待たずに報道がなされたことは不本意であり、残念だ」と述べたことも報じられている。
◆あおりを受けて「共謀罪」関連の記事は1面左の扱いになった。
前日16日の夕刊で各紙が一報を伝えたセンター後継試験(仮称「大学入学共通テスト」。2020年度から)の続報はそれらの下、3番手の扱い。
◆しかし、官邸スジからの情報コントロールもそこまで。
夕刊トップは加計学園問題になった。
決定的な文書が出て来たからだ。
朝日新聞夕刊1面には新学部「総理の意向」加計学園計画 文科省に記録文書(5/17朝日夕刊見出し)と大書された。
「国家戦略特区」を悪用して特段の便益をはかったものとしかいいようがない。
総理・官邸の関与を明記した文書の登場で、さしものNHKも取り上げざるを得なかった。