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まともじゃない「愛国心学習指導要領」[2017年03月31日(Fri)]

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ソラマメの花(横浜市戸塚区東俣野)

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文科省が変だ

◆今朝の朝日新聞、池上彰「新聞ななめ読み」は「道徳教科書検定 忖度が生んだ和菓子屋」と題して、初の「道徳」教科書検定の結果を「衝撃」だった、と書いた。

道徳が小学校に導入されたのは1958年だそうだが、教育勅語に支配された戦前の教育への警戒心が強かった時代から「勅語にはいいことも書いてある」という政治家が存在する時代になったことにさすがに危機感があるのだろう。辛口ではあるが例によって正面切った論難はおさえる池上流批評だ。

◆話題になった小学校1年生の教材で、「パン屋」が「和菓子屋」に書き換えられた件を、池上は文科省の検定意見を受けた教科書会社の「忖度」の結果だと推定する。経緯はそういうことだろうが、なぜ、そのように教科書会社が振る舞わざるを得ないのか、検定制度そのものの問題点や、教科書の価格といった構造的な問題にも踏み込み、結局誰が最も被害を蒙るのか掘り下げないことには、正鵠を得たとは言い難いように思う。

◆教育問題を扱う多くの記者は依然、学習指導要領は「大綱的基準」であり学校現場をこれで縛り上げることは弊害が大きいという常識を持っている(政権の広報メディアは別として)。しかし文科省で今優勢なのは学習内容の細部までがんじがらめに縛り上げようと考えているグループのようだ。彼らは、学習指導要領を全国津々浦々の学校がありがたく押し戴いて実行してくれることを当然と考えているのだろう。それでは「角を矯めて牛を殺す」結果になるのは明らかなのだが。

◆池上「新聞ななめ読み」は、3月29日の東京新聞「本音のコラム」に斎藤美奈子が書いた「本音のコラム」、「パンと道徳」を紹介している。
斎藤のコラムが日本のパンの歴史や和菓子の歴史、さらには和菓子の発展を促した茶の湯さえもが、もとをたどれば「我が国の郷土や文化」というより「国際交流の賜(たまもの)で、両者の間に差などない」と喝破している、と引用した上で、「郷土のことをよく知らないのは文科省なのかも」と池上流のチクリ一刺しで締めくくっているのだが、もはやそんなことで正道に立ち返る文科省ではなさそうだ。
学習指導要領をめぐってもう一つ、中学・保健体育の武道に「銃剣道」を盛り込んでしまった件がある。政治屋に屈した一つの「事件」だと思う。
それは日を改めて。

◆この件を取り上げたTBSとNHKのニュースを挙げておく。
★NHK:中学校の授業に?「銃剣道」とは
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170331/k10010932851000.html
 *米山新潟県知事の「恐怖を覚える」というコメントも報じている。

★TBS:新しい学習指導要領、中学の保健体育に「銃剣道」も
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3017514.html


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