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誰が敵を必要としているのか[2019年06月22日(Sat)]

DSCN0168.JPG
日差しをさえぎってくれる葉陰もやがて途切れる、その先へ歩み出るには相当に勇気の要る季節。

*******

敵によせる    木島始

殺し殺される敵を
本当に見るのは難(むずか)しい
戦争ではのぼせすぎるし
平和では仮面(かめん)が厚(あつ)

どうやら敵というのは
味方(みかた)集めに必要らしい
憎々(にくにく)しげであればまさに
標的(ひょうてき)には適しているが

あまりに厚化粧(あつげしょう)すぎるので
血のかよった肌(はだ)から遠い
もし見つけられるものなら
人類の敵を描きあげたいぜ

なぜならその敵を亡(ほろ)ぼす
最後の瞬間までぼくは
(あふ)れる生きがい抱きしめて
眼をさまし眠れるからな

しかし敵といわれたものの
正体はことごとく幻(まぼろし)の影
どれも恐ろしいみみっちさ
いのちを賭(か)けるに値いせん

これほど隠(かく)れおおせる
敵というのはあっぱれか
初めからいなかったのか
ただ鏡の中のじぶんじしんか

いやいると言いはる人は
かたちにして示してくれ
殺し殺される敵を
本当に見るのは難(むずか)しい


日本現代詩文庫『[新]木島始詩集』(土曜美術社出版販売、2000年)より

◆トランプ米大統領、イランへの攻撃開始10分前に中止を決めた、とツイッター。
あまりに軽い言葉が重い命を弄ぶ。
これに掣肘を加えることはおろか口を挟む意志も放棄した極東の属国・日本も、同様に軽いオツムの為政者が牛耳る。
「今度の参議院選挙で審議すらしない政党を選ぶか審議する政党を選ぶか決めてほしい」と言いたい放題の首相(21日の日テレNEWS24)こそは、110日以上も予算委員会を開かず審議拒否を続けている張本人ではないか。憲法にのっとった野党の開催要求を無視する御仁が「改憲の議論を」などと、どの口が言う。
倦むことなく彼らの虚言・妄言を垂れ流すメディアの罪は重い。



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