CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 6月20日は世界難民の日 | Main | 誰が敵を必要としているのか »
<< 2019年07月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
「だがやさしく/しずかに」[2019年06月22日(Sat)]

DSCN1142.JPG
テントウムシの片羽を運ぶアリ。
トンボの羽を運ぶアリも見かけたことがある。一体何に使うのだろう。
時々ヨットの帆を操作しているように見えるので、「艤装」ならぬ「蟻装」というダジャレを弄びたくなるのだが、行動にもっともらしい目的があるハズと考えるのは人間の悪いクセで、オットット…と言いながらセーリングを楽しんでいるのかも知れない。「戯装」というわけである。
そのようにして生涯を終える、というのもあり、かも知れない、どんな生きものであれ。

*******


墓   石原吉郎

かぎりなく
はこびつづけてきた
位置のようなものを
ふかい吐息のように
そこへおろした
石が 当然
置かれねばならぬ
      空と花と
おしころす声で
だがやさしく
しずかに
といわれたまま
位置は そこへ
やすらぎつづけた


詩集『水準原点』所収。
『続・石原吉郎詩集』(思潮社・現代詩文庫、1994年)によった。

◆死とは、「位置」が、とある場所に「やすらぎつづけ」ること、と表現する。
「位置」とは、何ものかを基準・原点として、それとの相対的な関係を測り、数字やことば、時に誰かの解読を待つ記号によって表したものだ。「墓」はその即物的な表象である。
運び続けて来た生涯の果てのその先もなお、「つづけ」るのである。
「だがやさしく/しずかに」という声が音楽のように空と地上とから聞こえてくる。
それは《基準たる者の声》に他ならず、その声からの「位置」を、なおも測りつづけるのである。



この記事のURL
http://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1266
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
 
コメントする
コメント
検索
検索語句
最新コメント
根来珠青
銃剣道 歴史に目をふさぐおぞましさ (03/29) 当ブログ管理人
ジャーナリスト・安田純平さん解放との報【追記】 (10/26) 3億円で買える銃と弾
ジャーナリスト・安田純平さん解放との報【追記】 (10/25) マキシミリアナ・マリア・コルベ
コルベ神父のこと その2 (06/23)
若き音楽家リュカ・ドウバルグ (06/09)
タグクラウド
プロフィール

岡本清弘さんの画像
http://blog.canpan.info/poepoesongs/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/poepoesongs/index2_0.xml