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木の葉と言の葉[2019年06月19日(Wed)]

DSCN0097.JPG


イージス・アショア配備地選定をめぐるデータ誤記&捏造の発覚が止まらない。
電子レンジどころではない電磁波が市街地の間近で出力される恐怖に加え、誤ったデータに基づいてミサイルを発射して構わないとは、誤射・誤爆も知ったことではないということではないか。
「防御」を装う殺傷兵器を扱う者として、正気の沙汰ではない。

【毎日新聞2019年6月18日】
別の場所を山頂と誤認識 仰角に続きミス 陸上イージス 防衛相会見
https://mainichi.jp/articles/20190618/k00/00m/010/069000c


*******

ことば10     伊藤勝行

あやまって
木の実ではなく
その中の木の心を喰べてしまった森のけものが
血をめぐる木の心にうながされて
立ちあがった
それが人間であったとしよう

立つ とは
木のようにひとりで立つことである
支えを断つことである
しかし
立ちあがった人間は
土に根を持たない植物として
きわめて不安定な存在であった

〈タツ〉ために
〈タチ〉の攻撃性と
〈タテ〉の防御性を身につけたが
それは断つことではなかったのである
武器を支えとした人間は
そのことばさえ
〈タチ〉と〈タテ〉で支えてしまった
木の葉と言の葉は
遠くへだたってしまったのである

立っている木の根もとから
一斉に立ちあがって
敵陣へ突撃する人間のさいごの姿は
壮烈ではあろうが
木からみれば
あわれな木ちがいとしか見えないであろう


*詩集『ことば』(不動工房、1977年)所収。
日本現代詩文庫『伊藤勝行詩集』(土曜美術社出版販売、2000年)に拠った。





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http://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1263
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