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野草のような壮(つよ)き言葉を[2019年05月19日(Sun)]

DSCN0660.JPG
ギシギシ(羊蹄)。タデ科に属し、スイバ(スカンポ)の仲間というのは分かる気がするが、イヌタデなどとはずいぶん趣が違う。
総状の小さな緑の花たちは、5月の風と語り合い笑いさざめくために姿を現したかのようだ。

*******


言葉の護符  若松英輔

愛する者に
何かを捧げたいと願うなら
言葉を贈れ

断崖から
手を突き伸ばして
ようやく
つかみとった
一輪の花のような
美しき言葉を贈れ

悲しむ者に
何かを渡したいと願うなら
言葉を贈れ
踏まれても育ち続ける
野草のような
(つよ)き言葉を贈れ

弱き者に
何かを送り届けたいと願うなら
その人を
永遠に守護する
言葉の護符を贈れ


 *若松英輔『詩集 見えない涙』(亜紀書房、2017年)所収

◆気がついたらこの1,2ヶ月で同じ詩集から何編か紹介していた。
手にスッとなじむ押しつけがましさの全くない装丁(by名久井直子)は、詩のことばを最もよく伝えるように考え抜かれたもの。

若松英輔の詩集で最初に手にしたのは第二詩集の『幸福論』(亜紀書房、2018年。同じく名久井の装丁)で、以来6編目となる。
当ブログの掲載順にリンクを付しておく。

◆『幸福論』(亜紀書房、2018年)から

「夏の花」
http://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/947

「聖堂」
http://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/950

「心耳と心眼」
http://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1110

***

◆『見えない涙』から

「旧い友」
http://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1214

「見えないこよみ」
http://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1215

若松英輔「見えない涙」.jpg




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http://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1233
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