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野見山暁治少年[2019年02月20日(Wed)]

◆朝日新聞朝刊の「語る―人生の贈りものー」に、画家・野見山暁治へのインタビューが連載中だ。
第3回の今朝は飯塚尋常小学校(福岡県)時代の担任と、旧制嘉穂中学(現・嘉穂高校)の美術の先生との出会いの話。ともに野見山を絵の道に押し出してくれた人物。

一人目、小学校の今中利身(としみ)先生は「おまえは私の言うことを聞かなくていい。好きなように描きなさい」と言ってくれた。

それを暁治少年はどう受けとめたか。

素晴らしいことですよ。先生と生徒が対等ということですから。なかなか言えることじゃない。

中学では美術部の顧問になった鳥飼竜海(たつみ)先生。
野見山の回想をそのまま引こう。

「絵は省略の方法なり」が口癖。山を望む風景を前に、先生は「山がそっくりキャンバスに入るわけないだろう。じゃあどうする? それを閉じ込めて、無理なく見せるのが省略であり、絵を描くことなんだ」と言う。壮大な世界を目の前に持ってくる絵は、まるで手品みたいだなと思いました。

◆記憶にとどめている二人の言葉は、どちらも野見山少年に直接語りかけられたものだ。
言葉が自由な世界を開いてくれた好例である。

*******

新川和江の詩に野見山の絵が添えられたぜいたくな本がある。
『これはこれは』という詩画集。

一対を紹介する。

地球よ    新川和江

億年啼きつづけて
鳥はまだその歌を完成しない
億年育ちつづけて
木はまだきわみの空を知らぬ
地球よ 地球よ
どうして炉の火を落せよう
元気よく手をあげるちびっ子たちの声が響いて
小学校は授業中だ


新川+野見山「これはこれは」_0050-A(地球よ).jpg

詩・新川和江、画・野見山暁治『これはこれは』(玲風書房、2000年)より


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