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ミンダナオ子ども図書館(2)[2015年02月21日(Sat)]

梅一輪、ほころび始めた

150221梅0006-B.jpg
境川に架かる俣野橋を渡ってすぐ、横浜・東俣野の梅林に開いた一輪を発見。


◆明日、春一番?でも、集会は予定通りで。(再掲)

「日の丸・君が代」と戦後70年−いま、歴史認識を問う−
◇2月22日(日)14時から16時
◇フォーラム南太田(男女共同参画センター横浜南)

(京浜急行・南太田駅 歩3分、横浜市営地下鉄・吉野町 歩7分)

1.「日の丸・君が代」問題と教育の自由
2.なぜ、道徳の教科化か
3.歴史認識と教科書 
4.質疑及び意見交換

◆◇◆◇◆◇◆

ミンダナオ子ども図書館について(2)

松居友さんの活動を以前、会報に書いた。
良くまとまっていると、プロの作家にして編集者である松居さんにほめていただいことに意を強くしてここに再掲し、ミンダナオ子ども図書館(MCL)の取り組みを紹介する。
(2013年1月20日発行の会報「Peace&Edu」第4号。年の表記を直したほかは原文のまま)


ミンダナオの子どもたちに学ぶ

2012年秋10月9日の朝日新聞、「ミンダナオ子ども図書館(Mindanao Children's Library Foundation Inc.=以下MCL」を主宰する児童文学者の松居友(とも)さんが堺市の平和貢献奨励賞を受けるという記事、眼鏡をかけた柔らかな表情の男性の顔に目がとまった。当方と同年、絵本の読み聞かせを取組の柱の一つに据えていることに興味を引かれた。受賞式にあわせて帰国した松居さんが11月16日、お茶の水女子大の菊地先生の授業で特別講義をなさった、その末席に私も連なってお話を聴くことができた。数年来お茶大で特別講義を続けており、OGでMCL現地スタッフとして活躍中の方もいるほどである。

しかし、フィリピンのミンダナオ島でなぜ「平和賞」?と思い、MCLのHPを開いてみて驚いた。ミンダナオでは現在まで40年以上にわたって政府軍と反政府組織との戦闘が起こり、50万とも80万ともいう避難民が苛酷な生活を強いられて来たことを初めて知った。

松居さんが現地を訪れたのは1999年。〈イスラム教徒とキリスト教徒、先住民族と物質文明、先進国と後進国の貧富格差といった現代の諸問題を全て抱えたこの地で、少しでも平和へ向かう可能性を〉求め、何よりも戦乱で表情を失った子どもたちに笑顔をと移住を決意、医療支援や就学支援に立ち上がったのだった。

MCLのHPからさらに引用したい――2012年夏の記事:〈ミンダナオでの戦争は、2000年に、その後アフガンとイラクに拡大したように、ミンダナオを発火点として、世界のどこかに飛び火している。今回は、推測に過ぎないが、イランかシリア?または、南シナ海をめぐって、フィリピンと日本とベトナムが、対中国で戦闘を開始する?戦争の理由はいつも同じだ。〉
戦争の原因は石油・天然ガス、鉱物資源やプランテーションなどの農業資源(日本に入ってくる安価なバナナの大半は同島産)だという。

07年には次のような警鐘も記している。
〈日本は、世界で唯一、戦争をしない、戦争に荷担しない国であった。しかし、ここ数年、戦争に荷担できる国になろうとしているように見える。これは、日本にとって、自殺行為とならないか。〉

日の丸君が代裁判でも同様に危ぶむ声に接してきた。のみならず戦禍を知る先輩教員や抑留体験者の憂慮を直接伺うことも一再ならずあったのだが、それでも心のどこかで、日本人は簡単に戦争を選択するほどバカじゃない、と考えようとして来た。それがどうだろう、かつて日本軍が侵攻したアジアのもう一つの島からこちらを見れば、今まさに危うい所に足を踏み入れようとする姿に映るのか……。

だが、MCLのHPに満載された島の子どもたちは、みんなとびきりの笑顔だ。水浴びしたり、贈られた靴を大事に抱きしめたり……。
そのわけもお話から知りたいと思った。

キダパワン市郊外のMCLは学校に通う子どもたち120名以上が暮らす場所でもある。親のいない子や距離的に遠い子どもたちがここに寝起きして学校に通い、また各地に出かけて絵本の語り聞かせ(「読み聞かせ」を松居さんは特にこう表現する)を子どもたち自身がやる。

映像に『三びきのやぎのがらがらどん』を読んでいる子どもの姿があった。日本語に翻訳された絵本だ。日本語が読めるのか、と思ったら、松居さんいわく、子どもが絵から想像できるお話をとても上手に語って聞かせてあげるのだそうだ。子どもたちはおばあさんや地域のお年寄りからたくさんの話を聴いて育つ。だから豊かな語りが出来るのだという。

MCLは「医療と救済活動支援」も進めており、医療プロジェクト・スカラシップ・シェルター・孤児施設とその活動は極めて広範だ。最近、小学校に入るには保育所を経験していることが必要になったので、保育所作りにも力を注いでいるという。
洪水で家が流されればブルーシートを配って回る緊急支援も行う。

スカラシップ対象は600名を超えるが、それでも未だ希望者の半分も充たせていないという。ほとんどの子は裸足で暮らす地域。靴がなければ通学は認めてもらえない。せっかく入学できても昼食が必要になる2年生から来なくなってしまう子、家の手伝いで通えない子……。親たちは仕事で大変だから、子どもたちを構う余裕はない。

でも子育てはなぜか、とっても楽です、と話しながら、「発達臨床基礎演習U」の30名ほどの学生たちに松居さんは問う。松居さん自身、未だ小さなお子さんが二人いるが、子育てが大変だと思ったことは全くないのだそうだ。なぜ?

……地域の人たちが寄ってたかって面倒を見る、そういう文化があるんです、という。少子化だ、イジメだ、自殺だと問題山積のように言われる日本の「大変な」子育てと、どこが違うのか、地域のコミュニティを研究してみたら面白いのでは、と学生たちに語りかけた。

映像では、植樹を一緒にしている小さな子の笑顔も印象的だった。年長の子から用を言いつかっても、イヤだなどという子はいない、という。
ある少女は「先生になりたい」という夢がある。そんな先生に教わる子どもたちは幸せだ。その教え子の中からまた同じ夢を抱く子がきっと現れるだろう……。さらにその次の世代にも……水に投じた波紋のように次第に大きく遠くまでひたひたと未来へ広がっていく支援だ、と思った。

松居さんは先住民マノボの人々から「アオコイ マオンガゴン」という酋長の称号を戴いたそうだ。
心から人を助ける 真の友」という意味だそうだ。
酋長の役割とは孤児たちの世話、諍いの仲裁、話し合いと祈りによって解決する、悪霊を追い払い、善霊を招くことなどであり、まさにそれらを実践している人だから、という理由。まことに松居友さんにぴったりの命名だと思う。
「ミンダナオ子ども図書館」で検索して我らが酋長を応援しようではありませんか!

松居友さん-A.png 松居友さん

MCLのサイトに現在の取り組みが報告されている。
ミンダナオ子ども図書館:日記
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanewsdaiary.html

呼びかけを再掲します。

*******

緊急支援の自由寄付をお願いします!!
1万円で、1ロール100メートルのシートが買えます。
5メートルで切っていくので、20枚がとれ、20家族を救えます。
サイトに同記録を載せましたので、ご覧ください。


緊急支援をお願いします!!
郵便振替口座番号:00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

インターネットバンキングも可能です
■銀行名 ゆうちょ銀行 ■金融機関コード 9900 ■店番 019 
■預金種目 当座 ■店名 〇一九 店(ゼロイチキユウ店)
■口座番号 0018057
口座名:ミンダナオ子ども図書館


*ゆうちょ銀行(郵便局)や、それ以外の金融機関からの振込もOKとのことです。

*******

MCLの活動は以下から:
《ミンダナオ子ども図書館だより》
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanews

◆テレビ東京が13年に「世界ナゼそこに?日本人」で放送した番組もMCLのサイトから見ることができます。

この記事のURL
http://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/107
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