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フィリピン日系人リーガルサポートセンター

NPO法人フィリピン日系人リーガルサポートセンター(通称PNLSC)は、フィリピン日系人、とりわけ太平洋戦争とそれに続く混乱により日本人父と死別または離別し、現地に残された二世(残留日本人2世)の法的・社会的支援を目的に発足したNPO(特定非営利活動法人)です。

〒160-0004 新宿区四谷1-21戸田ビル4F
Tel: 03-3355-8861
Fax: 03-3355-8862
E-mail: info@pnlsc.com


カラガ(サンミゲル) [2007年10月31日(Wed)]
 カラガ、という地名の由来について、私は知らないが、カラガの中央に流れる川は、「カラガ川」と呼ばれており、この点、ダバオ中心に流れている川がダバオ川であり、ダバオという地名の由来は元々ダバオ川(バゴボ語でダバオ川は、ダオワオという)から来ている、ということを考えた場合、カラガという地名の源流もカラガ川ではないか、と想像できる。ただし、カラガが元々は何語で、何か意味を表すのかどうかについては、今のところわからない。

 カラガは、小さな街で人口も少なそうで、ちょっとうろついたらカラガの全貌を見ることが出来るのではないか、と来る前に思っていたのだが、それは甘かった。

 カラガは、カラガという地域に海岸から山にかけて小規模の町が複数散在しており、町から町に行くまでの距離が結構ある。今回幸いにもバイクでカラガに向ったため、その町と町の離れた区間をかなり無駄なく行き来できた(しかも友人がカラガ出身で、土地に詳しかった)が、もしそうでなかったら、交通手段も充分整備されていない状況において、カラガ内を散策するだけで非常に労力がかかるであろうと想像できる。

 小さな街カラガ、といえどもまず具体的な目的地を設定しなければならない、ということで私たちはまず、その友人Wさんの両親のお宅に伺うことになった。

 両親のお宅は、「サンミゲル」という地区にある。サンミゲルは、カラガの中でも山中に位置し、バイクのギアを出来るだけ下げ、力強く山道を登ったところにその地区はあった。

 Wさんの両親は、サンミゲルの小学校で教師をやっておられたらしく、Wさんもその両親を学校の先生として学んだ。両親の家、つまりWさんの実家は、その小学校のすぐとなりにあった。

 Wさんの実家のすぐ隣には、小さな雑貨屋があるのだが、その前に並べられたベンチに複数の男性がひしめき合うように座っていて、バイクに乗って到着した私たちをじっと見ているようだった。Wさんは、私に、「ヘルメットを脱がずに家に入って」と言ったので、言われたとおりにそうした。

 家の中でヘルメットをとり、Wさんになんでさっきヘルメットを脱がずに家に入るように、と私に指示したのか尋ねると、Wさんは雑貨屋の前に複数いた男性たちがひょっとしたら余り良い人たちではなく、外国人である私をみたらちょっかいをかけてくるのではないかと思ったから、だと言った。実際あとで確かめると、その日は休日で、雑貨屋の前に集まり、トランプゲームをしているだけの人々だったということがわかったのだが、いきなりWさんから変な指示を受け、私は少しだけ戸惑った。そしてWさんから事実を聞いた後、そうやって気を使ってくれるWさんに感謝するのと同時に、気を使わせてしまって申し訳ない、という気持ちにもなった。

 サンミゲルは本来平和な地区なのだが、ここ最近、サンミゲル地区から更に奥地に行っったところや、その周辺にサンミゲルの住民でない人々が滞在し始め、少し危険な雰囲気がある、という話が流れているらしい。

 ミンドロ島でもそうだったが、フィリピンの特に地方の人里離れたところには、よく、その土地のものではない人々が滞在し、そういった人々の全てが、というわけではないのだが、いわゆる山賊のような人も中にはいるようである。そういった人々が、山賊になるまでの過程について考えていくと、フィリピンの格差社会、貧困問題の根底にまでいきつくことが出来るはずだが、現在の私はそれについて端的に説明する能力がないので、とりあえずこの稿ではそこまで触れない。

 Wさんの両親とも以前、ご両親がダバオを訪れていたときに会ったことがあり、約半年振りの再会ではあったが、私のことを覚えていてくださり、息子(Wさん)と一緒にサンミゲルを訪問したことを喜んでくれた。

 朝4時出発で、到着したのが11時近く、その間マティで朝食休憩をとった以外はほとんど休みがなかったので、ちょっと軽く仮眠をさせていただき、その後、カラガの海岸から行商にきていた魚屋さんから買った、マグロとイカ(ゲソ)の料理をいただいた。

PNLSC事務局(S.S 在東京)
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Posted by pnlsc at 09:31 | この記事のURL | コメント(0)
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