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ペルーちゃんぷるー
日系ペルー人と私のちゃんぷるな毎日を書いています。
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出稼ぎカップルの事件[2006年12月02日(土)]
国内の新聞で報道されたのかどうかわからないが、北関東のある地方都市に住む日系人男性が恋人の日系人女性に殺される事件があった。
殺された男性は、日本に来て数年になる日系ペルー人で、両親はすでに離婚しており父親が日本にいて、母親がペルーという環境だった。
彼はいわゆる出稼ぎをしながら、そのお金をせっせとペルーに住む母親に送っていたのだった。
通訳をしていたという人もいるが、殺された時は無職だったと聞いている。

殺してしまった女性も男性と同じ世代で30代前半。日本に出稼ぎにきていた口だが、滞在年数は長い。

なぜ男性は殺されてしまったのか。

今わかっているのは、ペルーにいるときはなにも問題を起こしたことなに、まじめだった彼が、この数年間で、ひどいうつ病を患いアルコール依存症も進んでいたということだ。
そして、女性への日常的な暴力。

彼女は、事件当日いつものように男性が家を訪ねてきた男性から、罵声を浴びせられる。
そして暴力を振るわれてしまった。
「殺せるものなら、殺せ」と言われて、とっさに手にした包丁で彼を刺してしまったのだが、我に返ったときには、彼は事切れていたという。

2人は同棲をしていたというが、男性が働いている様子はなかったみたいだ。

現在女性には、女性の人権問題にも詳しい弁護士が付いている。
警察側は、どの時点で殺意を持っていたのかどうかを争っているが、状況からみても殺そうと思ったというより、発作的な行動が大きいように判断するほうが妥当ではないだろうか。

殺された彼の人となりは、よくわからないが、少なくともペルーにいる妻や友人の証言から、ペルーにいたころ、警察沙汰になるような暴力事件を起こしたことも、アルコールでトラブルになるようなこともなかったようだ。
しかし、日本での生活では、こうした厄介ごとを起こすトラブルメーカーとしての印象が強く、警察のお世話になったこと、数度ではないのだという。

もし、彼がひどいうつ病を患っていたとしたら、アルコールを飲むのは大変危険だ。
早い段階で専門医による治療を受けなけれは、うつ病の状態が長引いてしまうだけが。
こうした南米系の出稼ぎ者が精神的な病を抱えるケースは、本当に多い。

慣れない日本での生活や、自分の置かれている立場の不安定さ、行き場のない寂しさ。
しかし、本国には送金を待っている人たちがいる。
夏の終わりになって、日系人の友だちも、ペルーから日本に戻ってきた。
彼は子供の手術費を稼ぐために、日本で5年近く出稼ぎしていた。子供の手術も無事に終ったので、2月に帰国したのだが、豊富な送金額に慣れてしまった妻とその家族との関係が悪くなり、別れることになってしまった。
国に帰っても、チャットやメールで交流をしていたのだが、だんだん彼の態度が沈んでいるように見えたのが気になっていた。
奥さんが悪いとかそういうことではなくて、家族が離れてしまった間に、お互いのいろいろなストレス、すれ違いが取り返しの付かない溝を作ったのかもしれない。
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