家の男に溜まった愚痴をのしつけて贈ってやるのだと目論んだ夜[2007年03月24日(土)]
ゾフィは、アメリカからきたフレンチアンゴラのベビー。この種類のうさぎは、ウールを取って紡ぎ糸にする。本物のアンゴラうさぎの毛で編んだものは、驚くほど軽くてあたたかい。やわらかい光沢がありなんとも言えずにきれいだ。
そして、チクチクすることもなくふんわりとぬくもりを保ってくれる。
そんな優しい毛をプレゼントしてくれるアンゴラウサギは、性格がとてもいい。
ゾフィが日本についたばかりの頃の名前は、叶美香。一緒に来日した同腹の姉妹は当然恭子だった。
ちょっとシャイな妹とゴージャス街道まっしぐらの姉の通り、この2匹はケージに鎮座していた。
姉と比べてゾフィーは、未熟児だったせいか小さい。
性格も、プライドの強い姉に比べるといたって甘えん坊でフレンドリー。
それでも、お姫様扱いが大好きなのはやはり叶シスターズの名残かもしれない。
うさぎを想像して、なんとかやさしい気持ちになろうとしている私。
喧嘩はしないと決めたはずなのに、どうしてもイライラしてしまうのだ。
なにが原因かといえば、些細なことかもしれない。
うちは、お互い同業者のようなところがあるけれど、厳密に分ければ違う。
まあ、日本人妻であり日本に住んでいるのだから仕方ないとはいえ、どうしてもいろいろなことが自分の肩にかかってくるのだ。
悲しいけれど細腕ではない、二の腕お振袖状態のガチンコの私。
それでも、疲れる。
なにが疲れるのかというと、相方の頑固なまでの控えめな性格・・
いや、貪欲のなさだ。
うちは、自営という名のフリーランス。営業をし、仕事を仕上げてお金を回収してやっと仕事が終了ということになる。
生き馬の目を抜くような派手な世界ではないけれど、地道な顔出しやコネクションがものをいう世界だ。私も調子こきはできないものの、独立して13年。
泥の舟に乗っているなと思いながらも、なんとかやってきた。私の仕事は女だからといってギャラが安くなることもないけれど、女という武器もまったく生かされることなくやってきた。
まあ、それがいいのか悪いのか判断はつかないし、自分自身見た目の押しの強さほど手腕もなく、コネクションつくりはへた、アプローチもヘタな部類だ。
それでも、だめはだめなりに、なんとかやってきた。
怒りの原因は、今日に始まったことではない。
ずーっと同じ。
とにかく、この世界顔を売ってこそナンボのもの。
それなのに、家の男ときたら日本人の集まり(ゲストがペルー人であってもだ)というだけで、
逃げていく。
日本語が通じないとか、日本人の中にいるとストレスだとか。
日本人がそんなに嫌ならば、己はなぜ日本にいるのだ?
というか、自分のパートナーはどうなのだ?
なにが原因かといえば、これはもう本人の失敗を恐れる性格と語学能力のなさだ。
というか、日本語ができないことをいいわけにしているのである。
むかつくのだ!
確かにコネクションつくりも、顔つなぎも得意不得意はある。
繰り返すけれど、私も本当に苦手だ。
ある同業者の集まりにいくと、それこそ人様主催の場だというのに、自分のプロフィールを持ち歩いて宣伝しているやつもいる。
その場で企画書を投げまわっているつわものだった。
あんたも、食べている暇があったら、名刺交換の一つでもしろと先輩にどつかれて、挙動不審になりながら、名刺交換をお願いしたこともめずらしくない私。
それでも、明日の御飯が食べれないとなれば、肉弾戦も辞さない覚悟でいくのだ(大袈裟ですが)。
しかし・・・
なぜ、彼がこんなにも日本語を避けるのかわからない。
自分がこの中で圧倒的にマイノリティーの言語を使っているというストレスは、よくわかる。
逆に、ほとんどの人がスペイン語という中にいると、まあなんだか、そんなヘタレな気持ちにもなる。
でも、知ってる限りの言葉で対応する気合いは残っている。
これが、本当に社交辞令だけならば、ストレスだからやめたほうがいいという判断もあるかもしれない。
だけど、仕事なのだ。
というか、自分の中できっと、家の男を批判しているのだと思うのだ。
どうしたものか。
問題の本質は、家のペルー人のフリーランサーとしての自覚とビジネスセンスのなさか?
日本語を話そうとしない姿勢か?
日本人社会との接触を拒否しているところか?
私の頑固さか?
最近思うのは、異文化異人種(彼の場合はこれに当てはまらない)の中で、生きていかれるのは、教育環境やスキル(言語)などもあるかもしれないけれど、これはもう圧倒的にDNAみたいなものが影響しているということ。
うさぎでもいる。
環境がかわると全然だめなタイプ。こういうのは、すぐにストレスをためて病気になる。
そうかとおもえば、動じないうさぎ。
というか、環境に適応しているようでいて、実は自分のペースを変えないのだ。
家の男がもっとも苦手とするのは、
知らない人と話すこと。
シャイといえば、聞こえはいいが、いい大人がそんなの可愛くもないし、言い訳にもならないと思うのだ。
私って厳しい?




(こんなこと言ってたらperuanomamaさんに怒られそうw)
)
コメントありがとうございます。更新、どうもさぼっていますね・・子供のころから日記は三日坊主でしたけれど(^^ゞ
これからもよろしくお願いします。