常に感謝をもって取り組みたいと思っています。所内での文書を掲載しました。
平成28年4月28日
保護者・メンバー・スタッフ一同 様
特定非営利活動法人ピアファーム
理事長 林 博文
(母の葬儀のお礼)
過日は母の通夜・葬儀ではご厚志、お手伝いを賜りましたこと深く感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
4月も終わりになりましたが、当面の課題と取組について下記のように報告致します。
1.平成28年度の取組について
1)充実した支援体制をつくり、事業担い手をつくる
充実した支援体制の強化を図るために、4月より嶋さんが新たに副所長としてスタッフに加わって頂きました。これまでの経験を活かしながら、スタッフやメンバーの支援や援助をお願いしていきます。
創設8年目を迎えた当法人もこれからの事業を見据えた事業担い手の育成が大きな課題となっています。田嶋安希子さんは事業本部長・産直市場ピアファーム所長補佐、上田晃司さんはピアファーム所長補佐として管理職として事業担い手のリーダーとしていきますので、ご指導とご支援をお願いします。
スタッフのメンバー共に働きやすい環境を整備しながら、障がい者福祉、農業を担う人材を育成したいと考えています。
2)ピアファームのこれから
利用定員も23名となり、定員20名を超えました。企業的園芸事業の補助金を活用したブドウハウスや、あわらベルジェ(直売所、農園トイレ)の整備等を進めてきました。これからは栽培施設を活用した事業の幅の広がりを進めていきます。
3)産直市場ピアファームのこれから
昨年10月より惣菜部門を直営化して、三国町内のお弁当注文を受けています。お店のお客様からも好評を得ており、これからの事業展開の大切なテーマともなっております。えちぜん鉄道三国駅前周辺も大きく様変わりする計画も進むなかで、このお店の役割も重要であり、スタッフ一同胆をしめて営業にあたっています。
働きたいメンバーが少しずつ増えていく予定ですが、それに伴う事業展開をどのように進めていくかも課題となっております。
4)メンバー給与のアップをめざして
このテーマは、NPO法人ピアファームとして就労継続B型事業に取り組む大きな課題でもあります。障がいがあってもできる仕事を一生懸命にする就労環境を整備して、少しでも多くの給与を出せるようにしていきます。
2.平成28年度農山漁村振興交付事業(都市農村共生・対流対策事業)
について
北陸農政局に公募していました事業が採択され、今年と次年度はこの事業をピアファームがあわら市、自立支援協議会、農家団体、坂井農林総合事務所等と連携をして「あわら・坂井のうふく連携協議会」として担っていきます。
これまでのピアファームの取組を振り返りながら、地域連携をこれからのキーワードとして、障がいのある人たちが農業で働くことの一翼を担っていきたと思っております。
これまで進めてきました夢の果実コンサートもこの事業を連動した形で進めて行きます。
(事業の意義とねらい)
1) 障がい者就農事業の理解と啓蒙促進、所得保障と支援の充実を図る
2) 協同栽培を通じて地産地消の農産物販売を進める
3) 環境にやさしい農業(栽培と販売)として、果樹園芸を推進する
4) ナシ、ブドウ栽培を通じた農業体験、交流事業で地域を活性化を図る
5) 都市の人たちとの農業を通じての対流を図る
(事業内容)
1) ワークショップ(農業体験交流事業)
@子ども農業体験ワークショップ
A農業塾の開催、栽培収穫体験
B都市の人たちと交流
2) 農福連携の取組を紹介する広報誌の発行と研修会の開催
@広報誌の発行(A3二つ折両面カラー)
A農福連携の講習会・研修会
3)障がい者就農マニュアルづくり
@事故なく農作業を進めるガイダンス
A農作業での障がい者の対応方法について
4) 農産物販売促進、販売会の協同開催
@販促パンフ、チラシの発行
A農産物直売所・販売会協同の開催
5) 栽培
@ふくい農福栽培の取組 付加価値の高い野菜の栽培
ハーブ系野菜、ビーツ、ゴーヤ、とうがん、ズッキーニ、人参他
3.メンバー・スタッフと共に
(平成28年度入所した皆さんです)
創設当初は10名のメンバーとスタッフ3名で始めた事業ですが、今はメンバーが30名、スタッフは15名になりました。
多くの皆さんの創意を大切にして事業を進めて参ります。