年頭所感を皆さんに報告しました。 [2015年01月20日(Tue)]
思いを形に!! 願いを行動に!!にしていきます。常に謙虚に感謝しながら進めて行きます。
平成27年 年頭所感 さりげなく あたりまえに はたらく NPO法人ピアファーム 理事長 林 博文 皆様のお蔭でピアファームも8年目を向かることができましたことに深く感謝申し上げます。まだ、まだ至らない面も多々ある法人ですが、メンバー、スタッフ、保護者の皆さんのご支援とご協力を賜りながら、今年も精一杯努力します。 年頭にあたり所感を申し述べます。 1.メンバー工賃給与の向上をめざした就労支援事業 1)産直市場ピアファームはメンバー工賃給与月平均5万円を達成 昨年、8月に営業を引き継いだスーパーマーケットを産直市場ピアファーム就労継続B型事業所として開設しました。 普通では営業が困難な店舗を引継ぐことは多くの苦難がありますが、障がい者就労とジョイントした事業として挑戦でもあります。 採算面で人件費、光熱費等のコスト削減に挑みながら社会的な使命を達成しつつ、運営に努力しています。この事業所を通じて坂井市三国町エリアの障がい者就労支援と地域振興と貢献を果たして行きたいと考えています。 これまで農産物直売所で培った農産物の販売をフルに活かしながら、地域に信頼されるお店としていきます。 2) ナシ産地継承と新たな産地ブドウを作り出すことへの挑戦 平成24年3月に企業的園芸事業でブドウハウスを建設し、定植したブドウも来年で3年目を迎え、多くの房をつけるようになります。平成26年度企業的園芸確立支援事業では観光ブドウ園に必要なトイレを併設した直売所・レストハウスを建設し、生産販売を充実させてゆとりある作業を実施することで、工賃給与のアップの継続も図ります。 3)農業で障がい者の自立(所得保障)と地域振興と活性を図る 農業に特化して生産、販売、栽培を一貫して取組み、農業経営と果樹の担い手になり、高い工賃給与が得られるアグリビジネスを継続していくことをめざしていくことが、当法人の役割と責務と考えています。 農業で高い工賃給与を出していく仕組みをつくりだし、社会に貢献していくことを事業の中核に据えた取り組みを今後とも継続していきます。 2.平成27年からの課題として取り組む課題 1)品質、技術の向上 〜 栽培、販売、接客 ナシやブドウを栽培していくこと。栽培した農産物、商品をお客様に買って頂くための商品陳列、販売、接客など、これまで以上に吟味して全体的な品質向上を図って行きます。 2)スタッフのメンバー支援スキルの向上 〜 生産、接客力のアップで給与アップ 今年度からメンバーの生産力を向上させるため、下記の3点を中心にスキルアップを図りたいと考えています。 @できることを伸ばしていくスキル向上 A会話、聴く、伝えることをしっかりできるようにする。 B作業工程を分かりやすくする。 3)連携 〜 地域、農家、団体との地域振興、農業振興につなげる これまで事業と支援を継続できたのは地域、農家、各種団体など多くの皆様のお蔭と深く感謝しております。様々な面での連携をすることはこれからも継続していきますが、次の点を次のステップにしていきます。 @療育的な支援の拡充と強化 A次の事業ステップの試行と準備 B販売拠点の拡充 4)文化の創造 〜コンサート、農と音楽 レストハウス「癒しの果樹園あわらベルジェ」の開設を記念して7月下旬に農園で「ベルジェコンサート」と題して開き、第7回夢の果実コンサートは9月6日に開催します。 5)障がい者就農についての研究調査活動 3月より「のうぎょう塾あわらベルジェ」を開講します。これはピアファームの農業での取り組みをもっと多くの方に体験してもらいながら理解して頂くピアファーム応援団でもあります。 そうしたすそ野を広げながら、障がい者就農についての調査と担い手定着の研究活動を今年から始めていきます。 |