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農業で工賃向上を目指す [2024年01月29日(Mon)]
 就労継続支援B型事業を展開する事業目的は事業所を利用されている方の「月平均工賃向上」を掲げています。そんなことはないのですが、工賃向上を掲げると厳しい仕事、叱咤激励が過ぎるなどあまり良いように言われないこともある。でも利用されている方が働きたいとの思いがあれば障がいの程度はあまり気にならないのですが、どうしても障がい程度で工賃向上ができないと言われる方が多いように感じます。
 工賃向上は大きくは5つの役割があります。1つは対象者の所得向上、絶対貧困からの脱出です。2つ目は対象者の能力、可能性の向上です。3つ目は収益拡大で工賃向上が図れるのですから、そのことが地域振興、地域農業の活性化になります。4つ目には工賃向上が豊かさの指標になっています。実はあまり知られていないのですが、幸福度の一つの指標となっています。
 最後に工賃向上が地域社会との共生につながっており、就労継続支援B型の平均工賃が高い都道府県ほど「合理的配慮」が捉えられていると推察されます。しかし、都市部は働く場所が多くあり、B型利用者の平均工賃が都市部ほど低い傾向にあり、工賃向上よりも企業就労を支援していくのでしょうね。工賃向上は社会指標の一つのです。できるできないではなく、参加することの大切さを感じます。障がいで判断して割り引かない社会でありたいものです。
工賃向上を事業目標に掲げてもすべて順調に向上はありませんが、事業の気概として常に正面に据えたい課題です。
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 剪定を終えた梨樹にトップジンを塗っています。
Posted by ピアファーム at 14:54 | 私の想い | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
令和6年年頭所感 [2024年01月20日(Sat)]
 元旦早々あまりにも大きい災害と事故がありどのように所感を書くべきか迷いました。でもあゆみは止まってくれませんので、今年もコツコツと行きたいものです。




令和6年度 年頭所感
1. はじめに
1月1日の能登半島地震、2日の羽田空港飛行機事故と波乱の令和6年度がスタートしたと自然災害や突然の事故が起きないように備えを常にしていくことを誰もが思ったことでしょう。
 事故に潜むヒユーマンエラーは必ず取り除き、報告連絡と確認を忘れずにしていく法人運営を心がけていきたい。今年は法人創設16年目となりピアファーム、産直市場ピアファームは事業所移転して2年目になりますが、次のことを心掛けていきたい。

2. メンバーの働くことを応援すること
 多くのメンバーが休まず働きに来てくれていますが、なかには様々な理由から出て来れない方もいます。「働いで少しでも稼ぎたい」との願いでいる方や「ここがいい」と言ってくださる方を少しでも応援させて頂きます。
 週1回から始まったKさん、最近は毎日来れるようになり、素晴らしさを感じています。

3. 怪我や事故を防ぐこと
 これまで大きな事故や怪我もなく過ごしてきましたが、今年も事故や怪我のないように皆で力を合わせて取り組みます。

4. 人と地域を大切にしていく
 メンバー、スタッフ、仕事を手伝ってくれる方、地域の方など法人にかかわるすべて方を大切にして地域のなかで貢献できる法人にしていきます。

5. 10年後を見据えた法人経営
協力して法人を経営していくことがより良い支援に繋がりますので、各関係機関と連携を図りながら進めていきます。
大きなあゆみではありませんが、これからのメンバー支援や事業運営で創意を重ねて進めてまいりますのでよろしくお願いいたします


令和6年1月20日
            特定非営利活動法人ピアファーム
              理事長 林 博文

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写真 上、下 1月18日新年会の様子です。
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Posted by ピアファーム at 15:03 | 私の想い | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
松永さんへのお礼と感謝 [2023年12月30日(Sat)]
松永 正昭 様
1年間を終えることの感謝

 いつも諸先輩の皆さんに見守り頂きましてありがとうございます。今年も大きな事故や怪我もなく皆様には感謝して1年を終えることができそうです。
 今年は気候変動の激しい歳で、異常高温でナシの開花が10日早くなり着果率が下がり、早生、中手、晩生と順番に収穫していくのですが、多くの実が発酵、ゼリー化、自然落下した現象が起きました。これまで25年ナシ栽培に従事していますが初めての事態で、ナシ収益は例年の65%でしたが、来年からの栽培にとても参考になりました。
 どんなことがあっても前向きに凹まずに取り組む姿勢は、松永さんのもとで働いていた賜物です。これからも何とか乗り切れそうです。毎朝、農園を巡回して園地やハウスを見て廻ると色々なことに気づかされるお陰で事故や怪我を防げると思っています。こんなことを言うと笑われますが、畑に金が落ちてると思うことがあります。栽培、収穫の様々な方策はすべて現場で畑から教えて貰っていますが、色々な改善策が農園を廻っている見えてきます。また、今は獣害対策が必要ですので、被害状況の確認が大切になっています。
 貧農の家庭で生まれ農業が遊び友達、社会福祉法人希望園で最重度の方の介護療育活動で支援の大切さを理解して、社会福祉法人コミュニティネットワークふくいで事業所運営、経営を教えて貰って今があります。そして農業で工賃向上が私のテーマでとして取り組んでいけることに感謝をしています。
 農園の周囲はここで栽培に着手した頃は梨やスイカ、メロン、サツマイモなどの宝庫で空いた畑がまったくない状態でしたが、担い手の高齢化で耕作放棄地が無残に増えてきました。とても残念です。
 でもこうしてこの地で働けることに感謝をしています。今年も終わり、新たな年を迎えることができるのは皆さんのご支援のお陰です。ありがとうございました。来年もまたよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

                    合   掌
                           林 博文
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Posted by ピアファーム at 14:17 | 私の想い | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
気候変動に挑む [2023年12月23日(Sat)]
今日は事業所が休みで静かな事務所に籠って、次年度の栽培計画を作成しています。設立当初からしっかりと総括と計画を繰り返し障がいのある人たちと農業を取り組み、事業収益の向上を図りながら月平均工賃向上を図ってきた。
気候変動の激しいなか作物を栽培、販売していくのは従来のやり方では通用しない新たな局面に入ってきたいと感じている。そのためにはしっかりとした取り組みの総括に基づいた計画が大切になって、毎年の繰り返しで収益向上、事故防止が図れていますが、いつ何時、何があるかわからないのが今の自然界です。しっかりとしたデーターの元に標準的な栽培手法とより良い就労支援技法でこの荒波を乗り切りたい。
より良い利用者支援と皆様に喜ばれる栽培と農産物の販売は正比例し、この車の両輪でピアファームは成り立っているのです。来年どんなことがあるかも知れませんが気候変動に打ち勝ってより良いナシやブドウを障がいのあるメンバーと共に創り出していきたいものです。
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 農園巡回のおり、波松海岸に寄りました。冬型は収まりつつありますが、海はまだ荒い波がありました。

Posted by ピアファーム at 13:54 | 私の想い | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
つぶやき 23.06.29  ピアファームの実践と私の思い [2023年06月29日(Thu)]

 川口様
 いつもありがとうございます。川口さんにご指導をいただいてワインで6次化の認証を取れことを昨日のことのように感じています。
農業へのかかわりは、平家の落ち武者は切り開いた限界集落で育ち、儲かる儲かないかかわらず先祖から引き継いだ山河や棚田を守ること幼い時から祖父に言われ将来は農業高校で学ぶように言われました。田、畑を歩くと足の裏にその農地の歴史が伝わることを幼い頃より身体で覚えたように思います。
 工業高校出身でしたが、進路では東京農大の農業経済を学びたかったのです。しかし、農業では飯は食えないと言われ田中角栄首相の時代、福祉元年といわれ当時全国で3校しかなかった社会福祉学部に入りました。アルバイトに追われる毎日でしたが、20歳の時に就学前の自閉症4歳児の療育支援の家庭教師を始めました。それ以来48年間障がいのある人たちの生活支援、作業訓練、職業指導に関わってきましたが、最後のステージで坂井北部丘陵地の出会いがありました。その前は通所授産、福祉工場で稲作等に取り組み障害者施設で本格的に取り組み農業生産法人設立まで行きました。
 農業生産法人の専務、社会福祉法人職員としての偽りのない就労支援とよりよい果樹栽培をしたいと思い、前職からメンバー10名とスタッフ2名で分社独立をさせてもらいました。本物の福祉就労支援、彼らと妥協のない農産物の生産をしてメンバーの工賃向上と所得保障を進めながら地域農業の振興を微力ながら図ってきたつもりでもあります。1980年代は地域に開かれた福祉事業所のあり方が叫ばれ、それを前提とした姿勢が今のピアファームの農業就労は地域に開かれた実践ですので、今の時代はビジネスとして貧困対策や訓練等給付費だけの事業とは違うものがあります。
 農業に特化した就労支援実践をできれば当法人を参考にして切り開くことで全国の耕作放棄地の解消にもつながります。また障害をもつ人たちが生き生きと働く場を作っていくことで地域農業の活性化にもつながります。そして農業本来のもっている癒し、治療、安らぎを社会で混迷をしている人に提供できるのではないかと確信していまします。こうしたことを理解してもらうのは難しいとは思いますが、私たちが進めている実践はそうしたことです。
少し長くなりましたが、就労支援で農業に特化していくことはそうした役割を担っているとおもいます。私たちの取り組みは農福連携の推進ですが、疲弊した地域、家庭、社会をこの実践で少しでも変えることができればと思っています。そんなことを思いながらナシやブドウをつくっていまます。
 長くりましたがご容赦ください。ありがとうございました。
Posted by ピアファーム at 21:52 | 私の想い | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
悔しい!!何故 [2022年07月08日(Fri)]
 選挙応援中、安部晋三元首相が銃で撃たれて亡くなったことにとても衝撃を受けました。あってなならない犯行で、このような暴挙はゆるしてはならない。亡くなられた安部晋三元首相には心より冥福お祈りします。同じ世代としてまだまだすべきことはたくさんあられたと思いますが、残念でなりません。
 政治は遠い世界のようにも感じていましたが、心情的には安倍晋三元首相にはもっといろいろなことをやってほしかった。残念です。亡くなった彼の分も引き継ぎ、世にために努力したい。
 
Posted by ピアファーム at 19:15 | 私の想い | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
小淵さんへの手紙 [2021年12月17日(Fri)]
電話をありがとうございました。NOSAIの農業者収入保険はこれが出された時に加入手続きをしましたが、青色申告をした法人、事業者に限られるとのことで門前払いでしたが、農水省の収入保険の担当に方からは今後検討していくと話しておられました。
当法人は認定農業者であり、農業事業販売は5千万円を目標に取り組んでおり普通の農家以上に取り組み、耕作放棄地を解消して地域特産や振興に貢献していると思っているのですが、やはり農業関係者からは少し違和感を持たれているようです。私は農業と就労継続支援には誇りを持っているですが、まだ行政や農業、福祉業界もどう対応してよいか変わらないように思えます。
授産・就労支援事業として利用者の工賃給与向上を目標に取り組み、結果として地域特産の継承や農業の振興につながりましたが、うまくやっていけばいくほど行政側は特別扱いされているような気がします。大変さ、涙ぐましい努力を本当は言って行けばいいのでしょうが、障がい者と一緒に取り組む農業者でもここまでできるので、普通の農業者と同等の対応をしてほしいと思います。
「農福連携」という言葉はオブラートに包まれた気がしているのと同時に、取り組みの幅は広いのですべてを一緒に考えるのは難しいのではないでしょうか。農水省に農福連携室が出来たそうですが、私たちのような就労支援事業所が認定農家を取っているところにはNOSAIの農業者収入保険加入を認めてことをしてほしいと思います。特に早月農園や富山のフォーレスト八尾を訪問した際には強く農福連携に対する支援が必要と感じました。
菜の花の小淵さんのところのような事業所、農業を本格的に取り組む事業所をもっと増やしていくことで障がいや多様な課題を抱えている人たちの働く場を増やしていけるのではないでしょうか。小淵さん今が正念場ですので、しっかりとやっていきましょう。

Posted by ピアファーム at 19:10 | 私の想い | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
福井県の実地指導監査を終えて [2021年12月12日(Sun)]
  産直市場ピアファームの実地指導監査が先週末の終えることができました。前職の社会福祉法人で毎年立ち合いをしていましたが、NPO法人になってからは5年に一度を2事業所で立ち会っています。県福祉保健部地域福祉課福祉指導監査Gの担当者の皆さんは福井県の障がい福祉、就労支援事業や工賃向上をよりよく進めるための指導監査なので、ご意見や修正部分の指摘等を大切にしていきたいと思っています。就労支援のニーズが多様化して色々な決め事が多くなったことが時代を反映している。
 措置の時代は、親、地域、本人の色々な相談を受けて制度利用に結びつけてきたが、今は引きこもりの方が増えたように、ニーズが実態に合わなくなっているのではないかと思われる点もある。
年内の所用事はすべて終えたので、しばらくはメンバー支援や農業に専念できることに感謝です。生涯現役を貫いて、障がい者福祉や支援、農業、果樹栽培にコツコツとやっていきます。

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 コツコツと剪定を進めていかないと体がもちません。いつもこつこつ
Posted by ピアファーム at 11:10 | 私の想い | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
多様な課題を持つ方と共に [2021年11月09日(Tue)]
 多様な課題を持つ方も最近利用が増えてきました。そんななかでAさんは「人が怖い、怒られるのではないか、嫌われるのではないか」といつも思っているとスタッフに話したようです。彼は小学校の頃はよく勉強もできた人ですが、いじめでひきももりになってようです。その時の強迫観念なのか怖い、怒られる、嫌われることを人と接する時の思うとのことでした。Bさんは常に一生懸命で息が抜けない、自分はできるとのアピールが多い方ですが、彼もひきこもりでしたが、最近事業所を利用するようになりました。
 私は子どもの頃や学生の頃にはあまり問題にならなかったことが最近多く見受けらるようになりました。相談を受けてもたらい回しになることも多いと聞きました。
 事業所ではふつうにさりげなくあたりまえに働き活動してほしいと願っています。彼らの思い、願いが叶えられる事業所でありたいと思います。多様な課題と持つ方が増えることも見据えていくことも必要です。

Posted by ピアファーム at 16:49 | 私の想い | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
人を伸ばし、事業を伸ばす。 [2021年08月21日(Sat)]
 事業を継承、事業を伸ばしたいと願い思っていますが、あまり気負わないで肩の力を抜いてこのテーマを進めていきたい。時々、このまま続けていくことが出来なかったら私の代で農業は終わってしまうのかなとふと頭を過ります。
 就労支援で農業に取り組み、なしやぶどうを栽培、事故な事業進めてきましたが、これを続けていきたい。80歳代で現役、後継者に引き継ぎたいと願う。個人で農業をするより、この就労支援での農業をなりわいとするのはとても相性がいい。また、坂井北部丘陵地、福井県、北陸で今のピアファームの事業を継続させたい。設備、人手、すべてそろっているが、あとは私に続く人材、なんとかしたいなと願っています。
 事業を伸ばす、人を伸ばす、障がいのある人たちと農業をしていくのはとても夢があり、ともに働き汗を流すことの素晴らしさを体感してほしい。
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カメラ
この花を見ると秋を感じます
Posted by ピアファーム at 17:35 | 私の想い | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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