「言う事を聞かない」
「食事中も立ち歩く」
「気に入らないと泣き叫ぶ」
「他の子達と遊べない」
「道路に飛び出す」
発達障害の特性から理由がわかることがあります。
子どもの行動には、必ずその子なりの理由があります。
同じような行動も、原因と理由は1人1人違います。
わがままと決めつけず、その子の特性を十分把握することが大切です。
「言ってきかせてもわからない」のが特性だということ。
言葉の理解は得意ではなく、見て覚えたり理解したりする力の方が優れています。
本人たちの意識としては、わざとしている訳ではないのに、
あとで叱られて余計に落ち込んだり、
自分は一生懸命なのに、なぜ出来ないのだろうと、自己嫌悪に陥る場合が多いです。
問題がある子は、問題を抱えている子です。困る子は、困っている子です。
問題行動も、少しずつ条件提示と繰り返しで軽くなります。
私達の当たり前が、子どもにとっては当たり前ではないことが多いのです。
問題行動と思うものは、よく観察してみることです。
どんなときするか、なぜするかが解ると対処法が見えてきます。
もしかしたら、○○かも〜と、工夫をしてみることです。
必ず、ゆっくりでも成長します。
条件提示の例
★「ダメ!」「シーッ!」と言うより、
「あと2回ね」「あと5分ね」「小さな声でね」と条件提示する。
★他人や赤ちゃんをジーッと見てしまう子には、
5秒見→3秒見→チラ見というように、ルールを作り、スモールステップで、条件提示。
★独り言は、家では許す(寝るまで独り言を言うような子)。
外に出たら、独り言は我慢。してよい場所とダメな場所のルールをはっきりさせておく。
親や支援者は、どれだけ子供を見る力が有るか、感じる力があるか、
もしかしたら〜と色々なことを考え、工夫し、焦らず、あきらめず、
子供に寄り添い歩めるか。
試されています。
最初から、親も上手くできる、わかる訳ではありません。
少しずつで、かまいません。
ただ、仕事で忙しいから〜
幼稚園の先生、学校の先生、児童デイの先生まかせにしないで下さい。
相談したり、力を借りたりは、是非してください。
一番子供が自分を理解して欲しいと思うのは、母親です。家族です。
家が安心できる状態でないと、問題行動が悪化することが多いです。
定型発達の子も、発達障害のある子も、家庭の養育、親子の関係が一番影響します。
次へ 「幼稚園で先生べったりな訳」
「D 特性のある子の子育て」記事一覧にもどる
子育ての正論からリアルまで
子育て中の方に見て頂きたい記事一覧
A子育てを考える 記事一覧 こちら
B子どもの育ち方 記事一覧 こちら
Cしつけの仕方 記事一覧 こちら
D特性のある子の子育て 記事一覧 こちら
E我が家の子育て 記事一覧 こちら
F大人の愛着障害と家族 記事一覧 こちら
最新つぶやき記事 こちら
プロフィールはこちら
posted by 佐藤 at 08:36
| TrackBack(0)
| 発達障害関係