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6. 靖国の子ども [2011年05月30日(Mon)]

■常設展示から
靖国の子ども
杉江加代子
ピースあいち・メールマガジン[第6号]2010/5/25



 「ピースあいち」に行くたびに、一人の人の人生がその意志とは無関係に狂わされてしまう戦争の恐ろしさを痛感します。
 それを私に強く感じさせるパネルの1枚が、かしこまって表彰されている年端もいかぬ少年の写真です。緊張のため固くなった身体、こわばった表情の中の健気さ。父は戦死、母も亡くし、ひとりぼっちになり不安で泣きたい気持ちであったろうに、周囲の大人に「靖国の子どもだろう」と叱咤激励されて壇上に上ったのかもしれない。
 親戚に預けられたか施設に入れられたか、やがてこの少年も赤紙がきて戦争に送られたかもしれない。無事に生きて戻れただろうか等々、戦前戦後の歴史を振り返りながら考えます。2階にあるこの1枚の写真が私に訴えてくるものは大きく、いつも足を止め見つめます。
 幸せになろうと思って生まれてくる人が、ほとんどそうならず強権的に辛苦を強いられるのは本当に不条理です。私はこの少年が奇跡的にであれ戦後を生き抜き、平穏に人生を送ったと思いたい!
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