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音と光と祈りのページェント 五色のコンサート [2007年12月31日(月)]

>音と光と祈りのページェント
「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート」リポート





2007年11月1日(木)、透き通る青空に恵まれた東京杉並の夕暮れ。

「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート」がセシオン杉並ホールに730人の人々が集い、開催されました。(手話通訳付・体感音響システム設置・協力:パイオニア株式会社

被爆体験の語りと墨絵、曼荼羅絵と音と光が融合する平和のページェント会場は、感動と深い平和の祈りに包まれました。



「語り歌い継ぐ平和の心」中国新聞 2007年11月3日


                
奇しくも、被爆体験が語り継がれ平和を祈る調和の歌声が杉並から世界へと祈りを込めて響いたその日、アメリカでは、ヒロシマに原爆を投下したエノラ・ゲイ機のポール・ティベッツ機長が人生の幕を閉じました。
「核のない世界平和」を祈り行動する新しい時の到来を告げるかのような出来事でした。

「ティベッツ氏死去」のニュース記事  中国新聞2007年11月3日    



★☆★-----------
平和を未来に手渡すために 人類は忘れてはならないことがある…。
2007年11月1日(木)午後6時30分、「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート」の幕があがりました。


開催のごあいさつ 平和への語り継ぎ・芸術との融合プロジェクト「五色会」運営委員長 リーヴス彌生

開催によせて   杉並光友会(杉並原爆被害者の会) 会長 籾倉


第一部  平和への語り継ぎ

静寂と漆黒の舞台中央に、墨絵・「祈り」が浮かび上がりました。

静かに流れるビブラホーンの音色が、メインストリーム曲「ひとつ」のメロディを会場にひたひたと満たしはじめ、音と光と祈りのページェントが開始されました。





「どうぞご一緒に考えてください…戦争のない平和な世界を創るために…」
水紋のように広がりゆく山本ミッシェールさんの声が、静まり返った会場の隅々まで響きます。


「・・・お元気ですか?あれから、なぜ原爆が落ちたのか、
なぜ戦争がおこったのか、なぜ、たくさんの人が死ななければ
ならなかったのか考えています。

生き残ることができた私を含む人たちには、そのあと色々な人生がありました。
楽しい事、嬉しい事・・・
でもたくさんの亡くなってしまった人たちは・・・

一緒に考えてください。戦争がない世界にする為には
どうしたらいいかを・・・」



 

ミッシェールさん「五色のコンサート」リポート

こころとけあう「ひとつ」〜
山本ミッシェールさんのブログ「Michelle のオープンカフェ」



山本ミッシェールさんのいざないに会場の空気はぐんぐんと核心へと引き込まれ…、語り部の原田英俊さん(長崎にて被爆・当時11歳)、芳賀順子さんのお話へと…。


原田英俊さん (杉並光友会副会長)のお話   


「今年の春になりますか、私に「被爆体験を話してほしい」とのNPO法人風の船さんからお話がありました。


私の被爆被爆体験したことは、 「本当にたいした話ではない!」私なりに思っておりましたので 「もっとすごい体験をされた方々にお願いされたらいかがですか!”」と申し上げていました。


しかし私が70歳になったとき、「あと何年生きられるかなー!」と考えると、たとえ「ささいな事」でも良いから次世代の人たちに原爆の被害の実相を理解していただこうと思い、話をさせていただくことにいたしました。


同時に私が被爆して 「その後人生をどのように生きてきたか?」 といった一人の「人間の生き様」についてお話をさせていただきたいと思います。」


原田さんのお話の全容はこちらから、ご覧いただけます。









 芳賀順子さん(杉並光友会)のお話
 


「一瞬にして数十万もの方々の命が「核爆弾、原爆」の熱線と熱風によって失われました。私も”被爆母子家庭の子供”としての運命を生きるひとりとなりました。
わが国の歴史の流れの一過程として当時の子どもの記憶に、耳を傾けていただければと存じます。

‥‥‥

…朝礼の鐘が”カーン”となりました。
”ギラリ!!” 
何個もの太陽が同時にショートしたかのような閃光が、私に向けてスパークされたのかと思いました。

”もう死ぬ!!” と私は思いました。
”防空壕に入れ!!” と教頭先生の声が… 

‥‥‥

 
 ……けれども、今私はこうして生きることができております。けんめいに生きれば道はかならず開ける…。決して人生を捨ててはいけないと…」

芳賀順子さんのお話の全容は、こちらからご覧いただけます


これからを生きるすべての人々、子供たちへ限りない愛を込めて、切々と被爆の中から生きた一瞬一瞬を思い出しながらお話くださったお二人の語り継ぎは、涙と感動で会場を一杯にしました。
家族・愛・原爆・命・平和…についてひとりひとりの胸の奥に深い思いをもたらして。






被爆体験の語り継ぎを、ビブラホーン・合奏団のメロディ・合唱団の「ひとつ」の歌声が包み、音は光ととけ合い、舞台は五色に輝きを放ち始め息を呑む美しさへと変化して…。

命への慈しみがあたり一面にっぱいに広がり、第二部ピースコンサートへといざないます。



舞台に掲示の「曼荼羅」画: 徳嵩光造 
墨絵:山下蘇朴

第二部 ピースコンサートへ
開催に寄せて [2007年12月30日(日)]

開催によせて


杉並光友会(杉並原爆被害者の会) 会長   籾倉積




 「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート」は、NPO法人風の船の船長さん始め、運営委員会「五色会」の皆さんの類まれなる平和への情熱とスタッフや関係者の方々の献身的な奉仕の精神と熱意でこの度開催の運びとなりました。
 
 この実現は、多くの皆様のご支援・ご尽力のおかげがあったればこそと、心から感謝申し上げます。

 「五色のコンサート」の中に被爆体験の語り継ぎを織り込んで頂き、平和のメッセージを政治・宗教・年齢・性別・国籍に関係なく幅広い皆様に伝えることはとても大切なことです。きっと、戦争のない平和な未来の橋渡しに役立つことと信じます。


 平和な世の中を望まない人が何処にいるでしょう。皆様も戦争のない、核の恐怖のない、安心して生活できる毎日を願っておられることでしょう。


私たちも平和の鐘を鳴らしましょう。自分に何が出来るかを考えて見ましょう。「五色のコンサート」から平和のために行動する大切さを感じ取っていただけますよう期待しています。




             折鶴(木彫・籾倉積氏)

折鶴の願い
平和の鐘 鳴らすのはあなた…。
 



第二部 ピースコンサート [2007年12月30日(日)]

ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート
第二部  ピースコンサート
 
 
(手話通訳付・体感音響システム設置:協力パイオニア

第一部 「平和への語り継ぎ」はこちらからどうぞ。






第二部は全盲のピアニスト・バリトン歌手・北田康広さんの演奏で始まりました。
アメリカインディアンの残した死者から生者へのメッセージ「千の風になって」、独立戦争で戦う子を持つ母の愛の歌「ロンドンデリーの歌」、「見上げてごらん夜の星を」の歌声が、会場を満たします。




「今日のお二人の話は、62年前にお二人が体験した真実のお話。私達が決して忘れてはならない命の叫びです…。」
北田康広さんのあたたかい語りと歌声、伴奏の陽子夫人とぴったり息のあった演奏は、やさしく寄り添う愛、慈しみあふれるステージとなり、会場があったか〜〜くふ〜わりとしたムードに包まれました。






日本フィルハーモニー交響楽団・弦楽四重奏の皆さんの特別ご出演により、モーツアルト弦楽四重奏ニ長調・ディベルディメントに続いて「原爆を許すまじによる変奏曲」が演奏されました。


現代的な表現の中に流れる「三度許すまじ原爆を‥」のメロディが62年前のヒロシマ・ナガサキの惨劇の一瞬を奏で、原爆・命・平和への思いはひとしお深められ…。

気迫と気品溢れる演奏に、セシオン杉並の空気が引き締まりました。



ヴァイオリン 西村裕子さん  大貫聖子さん
ヴィオラ   中溝智子さん  チェロ 中務幸彦さん



「平和へのメッセージ」を朗読する山本ミッシェールさんの声に、水を打ったように静まり返る会場…。メッセージのひとこと一言を心に刻むかのように真剣に耳を傾ける皆様の姿がありました。



「平和へのメッセージ」ご紹介(継承略)

山田宏 杉並区長 (「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り五色のコンサート」会場に、電報が届けられました。)

廣野良吉 成蹊大学名誉教授

横川嘉範 前東京被爆者団体連合会会長

小峰彌彦 真言宗智山派曼荼羅寺観蔵院住職

八方俊夫 杉並明るい社会づくりの会会長

藤田秀雄 第五福竜丸平和教会副会長 大正大学名誉教授

土橋道子 ヒロシマ宗教協力平和センター理事長

レイチェル&ディビッド 弁護士&写真家(シカゴ)

山下蘇朴 墨絵画家





(舞台進行時間の関係のため、各方面の皆様よりご寄せいただいた全メッセージを会場にて公開できませんでした。どうぞ、こちらからご覧下さい。) 平和のメッセージ


祈りのそよ風にさやぐ漣(さざなみ)のように 舞台は変化して…。


「被爆体験」を語り継ぐ、原田英俊さん・芳賀順子さんのお話をつつみ、第一部から会場にず〜〜〜っと流れ続けていた心癒す歌声。
">「ピースネット合唱団」総勢101人が子供たちを先頭に、初めて舞台に登場です。合奏団アンフィニの演奏とともに「ひとつ」の大合唱が会場いっぱいに溢れます。



客席全ての皆様と出演者すべてのみなさまとがひとつになり、平和のために歌うグランドフィナーレへ…。



ピアノ 高橋晴美さん (「ひとつ」作詞作曲家) 指揮(合唱指導) 高橋裕さん



日本フィルハーモニー・有志による弦楽四重奏の皆様、ヴィヴラホーン奏者・船迫優子さんも合流し演奏に華を添えてくださいました。

空と海がとけてひとつ
あなたのこころに とけてひとつ〜〜 


ありがとう〜、ブラボー〜、涙をぬぐう人々の沢山の感動の波がホールを満たしました。



「平和のために歌いたいです」
と手紙に書いて参加してくれた子どもたち。見守り続けてくださった皆様…。


子どもたちの清らかな心に芽生えた「感動」「被爆」「命」「平和」への意識は、「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート」の舞台協働創造体験を心のどこかに宿り、深まり、きっと育ってくれることでしょう…。



未来に平和を手渡すことができますよう‥子ども達への「平和を希求する心育み。
五色プロジェクトの祈りです。


この地上が争いではなく、慈しみで満たされる日が訪れますように…。





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ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート 2007
後援
協賛
ピースネットご寄付
運営
五色会


開催のごあいさつ [2007年12月30日(日)]

「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート 2007」プログラムより
開催のごあいさつ






戦後62年…。
戦争を知らない世代、戦争を知らない子供たちが豊かな経済社会の中で成長し、”核戦争のもたらすもの”を知らない世代が、日本の未来・世界の未来を担う次代が到来いたしております。


 本年は、「核のない世界平和」を全世界に提唱し、生涯を核廃絶に尽くしたノーベル物理学賞受賞科学者・湯川秀樹博士の生誕100年に当たっております。

私たちは、世界唯一の核戦争による被爆国として被爆体験の深い悲しみを見つめなおし、真実を語り継ぎ「二度と同じ惨劇をこの地上におこさせないこと」を心に刻んで、平和の祈りを子どもたちに、そして全世界にあらためて呼びかける大切な時期を迎えていると思います。



すべての国 すべての人が納得できる
核廃絶全廃の方法が 必ずあるはずだし
必ずそうあらねばなりません
なぜならこれは 人類が生き延びるために
私たち科学者だけでなく 核兵器の恐ろしさを知る
すべての人の 悲願であるからです
人類が本当に 平和を願い
幸せに生きることを望む限り
道は 必ず開けると信じます
     (湯川秀樹博士が残されたメッセージ))


湯川秀樹博士の「道は必ず開ける」との声は、鮮やかに蘇り「核のない平和世界」実現に日本が果たすべき役割を伝えています。


 未来を生きる子どもたちのために、世界恒久平和を手渡すために、被爆体験と戦争体験者は声を出し続けてきました。

しかし、その体験を語り継ぐ事ができる人々は激減し始めております。”ここ数年…、おそらくその時間が被爆の実体験を語り継ぐ、残された限りある時間” と申せましょう。その人々から「未来を生きる子どもたち」への慈しみ溢れるメッセージを直接聞く「二度と取り返すことの出来ない、限られた時間」が今日(こんにち)であると存じます。


 本日の「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート」は、風の船に乗せてお届けする「平和の種」の一粒ですが、その一粒の平和の種を皆様のお心に乗せていただき、小さな種を育む裕な土壌”子どもたちの心”へと運びお育ていただけましたなら、その種は皆様のご家庭から、地域へ、社会へ、世界へと、核の悲劇を二度と繰り返さない叡智と勇気を育み世界に平和をもたらす大樹に育つことと確信いたします。



「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート」が、未来を生きる子供たちに平和を手渡すひとすじの流れとなりますよう、運営委員会「五色会」一同、心より願って本日の舞台をお贈り申し上げます。


 この度の「平和を希求する心育み」活動を実現可能にしてくださいました関係各方面の皆々様方に、心より感謝を申し上げます。



平和への語り継ぎ・芸術との融合プロジェクト
「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート '07」
運営委員会「五色会」
  
委員長 リーヴス弥生
天空からの声 平和の響きコンサート [2007年04月06日(金)]

 
2006年11月5日 練馬観蔵院曼荼羅寺にて「語り継がれる被爆体験とモーツアルトを聞く催し 「天空からの声平和の響き」が開催されました。

新日本フィルハーモニー・コンサートマスター西江辰郎さん・篠崎友美さん(首席ヴィオラ奏者)・坂野伊都子さん(ピアノ)による、モーツアルトとアヴェ・マリアの演奏は、語り部の皆様の語りとともに参加者の心に深いしみいりました。


詳細は「Peace Movement」からどうぞ。