日本財団公益コミュニティサイト CANPAN CANPANブログ:公益法人,NPO,CSR,社会貢献活動のための無料ブログ

« 五色 音楽情報 | Main | 語り継いで下さる皆さま»
プロフィール


最新記事
カテゴリアーカイブ
最新コメント
船長
目の前の違った世界 (04/17)
最新トラックバック
リンク集
http://blog.canpan.info/peace/index1_0.rdf
墨絵「閃光の奇跡」 山下蘇朴の祈り [2007年12月29日(土)]

墨絵「閃光の奇跡」 山下蘇朴の祈り

「この画集を多くの人に見て頂き、たとえどんな微々たるものでも核廃絶に繋がる何かがあればと念じて止みません。」  山下蘇朴 (そほ) 「閃光の祈り」より



原爆ドームのたそがれ
淡墨を雫(こぼ)したるごとし雲荒れる 何時まで続く人間の歴史は
閃光の地獄に耐えて残りたる ドームに沁みし叫喚を思う
帰らざる人を思いて原爆の ドームに近くよりて額づく







閃光より子を守る母
息耐えし母とは知らず幼子は 母の躯に乳房まさぐる






祈り
あなたに悲しみの愛があるなら
あなたに悲しみの勇気があるなら
あなたに子どもの未来を案じる心があるなら
今、核廃絶に向かって何かをしよう
人間は心の通じ合う生きものであるから




山下蘇朴  (やました そほ)
1942年、広島県安芸郡坂町に生まれる。
1945年8月7日、8月9日、被爆した弟を探すため父とヒロシマを歩き原爆の惨状を見る。自らも被爆。
1984年、流木佐気品による原爆への*と平和の祈り展開催。1985年6月、被爆40年にあたり「ヒロシマの祈り展・水墨画個展」開催。
1986年、国際平和年にあたり水墨画集「閃光の奇跡」を世に出す。
1995年1月19日没。





蘇朴さんの水墨画集「閃光の奇跡」は、2007年11月1日のヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート当日、妹さんより「この画集の売り上げを核のない世界平和の活動のために役立ててください」とご提供いただきました。

風の船では、次世代をになう子供達の「平和を希求する心育み」の「ピースネット」活動に役立たせていただきます。皆様どうぞご支援下さい。よろしくお願いいたします。
■「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート」は、ピースネット活動のひとつです。

ご購入の方法
@郵便振替口座に振り込み申し込む 
 口座番号  00160−4−663440
 名義     NPO風の船
   
(本代2000円+送料200円)
 約一週間〜十日前後でお送りします。

A風の船事務局にemail、電話またはファクスで申し込む
 郵便振替用紙同封にて、本をお送りします。

お問い合わせ&申し込み先
NPO法人風の船
kazenofune@gol.com
03-6410-7031
Fax: 03-6410-7032





炎の曼荼羅絵と墨絵「祈り」 [2007年05月14日(月)]

墨絵と被爆体験の語り継ぎと曼荼羅絵、音と光とのであい…

「語り継ぎと芸術との融合」による平和を希求する心育み活動「五色のコンサート」。

その不可欠の要素が、ヒロシマの墨絵「祈り」(山下蘇朴画)と、炎の中に顕われる曼荼羅絵(油彩)です。この大きな油彩画は、徳嵩光造先生が戦地より戻り、「戦争と人間」を深く見つめ続けて描き続けられた「祈りの絵画」です。



炎の中に浮かび上がる仏像、圧倒的な存在感で「命」に呼びかる曼荼羅絵たちが創造する「墨絵と語り継ぎ、音楽(クラシック演奏と合唱)と光の融合舞台」は、幻想的かつ不思議な調和をもたらし想像を超えた感動を創出します。

「五色のコンサート」プロジェクトは、舞台当日のみではなく、その日に向かうすべてのプロセスで未来を生きる青少年たちや皆様と共に、核のもたらすもの、命の尊さ、思いやり、未来への責務などを学んでいく「平和を希求する心育み」活動です。

それでは、曼荼羅絵(油彩)の数点をご紹介しましょう。



   
 曼荼羅絵と風の船・船長
   


■徳嵩光造  同台アートクラブ代表 三軌会代表
 
「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート」の舞台に掲示される炎の仏画は、いずれも故徳嵩光造先生の作品です。


先生は1921年(大正10年)8月、長野県上野に生まれ、陸軍士官学校を卒業(55期)。京都歩兵第109聯隊の聯隊旗手、小・中隊長として幾たびも死生の間を潜り、陸軍士官学校の区隊長で終戦を迎えられました。


 戦後絵の道に転じて1954年(昭和29年)独立点初入選、1972年(昭和47年)に上野の公募展である三軌会会員となり、後に代表を務め、2004年(平成16年)5月13日逝去されました。

 先生は具象の作家ですが、大きな展覧会には必ず赤を主にした仏画を描かれました。代表作の不動明王三部作は靖国神社に奉納されています。


 温厚な先生にしては激しい表現の作画の意図を一言も説明はされませんでしたが、戦闘で失った直接の部下たちにはじまり、さらにもっと広く多くの死への鎮魂のお気持ちであったろうと忖度します。


 さる著名な美術評論家は徳嵩先生「戦う人から祈る人へ」と評されています。
(文:同台アートクラブ幹事 戸塚新)


■山下蘇輔作
墨絵「祈り